よくこんなカスタムを思いついたな・・・。中世の騎士が乗っても似合いそうなカスタムバイク、BMW R18 マグニフィカが公開　

｜ BMWのバイクが欲しいといつも考えるが、ボクにとってはあまりに重量が重すぎる ｜

残念ながらBMW R18 マグニフィカはワンオフモデルにとどまる

さて、モナコにて開催中の「お金持ち向けの見本市」、トップマルケスにてBWMモトラッド（BMWのバイク部門）がR18のカスタムバイクを公開。

これは「R18 マグニフィカ（Magnifica）」と命名されたもので、カスタムビルダーであるラディカル・チョッパーとのコラボレーションによるワンオフプロジェクトだと紹介されています。

ちなみにBMWモトラッドはR NINE Tにて「カスタム推奨」の姿勢を打ち出し、その後サードパーティとのタイアップで次々とカスタムバイクをリリースしてその人気を高めることに成功していますが、R18においても同様の手法を採用していて、これまでに見たことがないレベルのカスタムバイクが続々登場しています。

それにしてもよくこんなカスタムを思いついたものだ

このR18 マグニフィカをデザインしたのはラディカル・チョッパーのデザイナーであるアンドレア・ラダエリ氏で、同氏はBMWの過去の名車にモチーフを求め、1920年代、1930年代、1940年代のバイクを振り返り、それらに現代の素材や加工技術を組み合わせることで今回のR18 マグニフィカを実現させています。

そして同氏は、BMWがかつてR37を発売していた時代には、「多くの現代のバイクが再現できないような素晴らしい魅力を持つバイクがたくさんあった」とも。

このR18 マグニフィカはとにかく「重厚」なイメージを持っており、ある意味だとサイバーパンク的といった印象も。

撮影に使用したロケーションもまたこのバイクを引き立てているようでもあり、中世の騎士が甲冑を身にまといこのバイクに跨っても似合いそう。

BMW R18 マグニフィカのディティールはこうなっている

そこでこのBMW R18 マグニフィカの細部を見てみたいと思いますが、マホガニー材、真鍮、アルミニウムといった素材が使用され、シートは（クラシカルなサーフボードのようなパターンを持つ）マホガニー製。

ショックアブソーバーはツイン、そしてこれまたクラシカル。

ホイールはビレット、そしてポリッシュ仕上げ。

シャフトドライブのユニバーサルジョイントも美しいメッキ加工にて仕上げられています。

フロントフォークは削り出し、そしてブレーキキャリパーもワンオフ品。

ハンドル周りもアルミ製の削り出しパーツで占有され、リザーバータンクまでもがアルミ製というこだわりようです。

エンジンのヘッドカバー、冷却用のフィンもカスタムメイド。

タンクの上はもはや芸術品と言えるほどの緻密で優雅な装飾がなされます。

真鍮製パーツがいい味を出しており、使いこむにつれ色合いが変化し、さらに深みと重みを増すことになりそうですね。

なお、この重量感あふれる外観からは想像できないことですが、このR18 マグニフィカはもともとのR18から約100kg軽量化されているといい、その重量は250kgだとアナウンスされています（となると、ノーマルのR18は350kgもあるのか・・・）。

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