中国で大人気、あの宏光ミニEVにオープンモデル登場！円安の今でも80万円で購入でき、なかなかに面白い選択となりそうだ

｜ ただし宏光ミニEVカブリオレは少量限定生産モデル、販売は抽選となるようだ ｜

おそらくはこれをパクる他の中国自動車メーカーも登場するだろう

さて、GMは中国にて（中国の）国営企業である上海汽車との合弁によって上海GM五菱汽車有限公司を設立し、ここでは日本円で50万円を切るレベルの超低価格EV、「宏光ミニEV」を販売中。

そしてこの宏光ミニEVは中国にて売れに売れており、これをパクる中国車までもが登場する始末です。

宏光ミニEVには様々なバリエーションが登場

そして本家宏光ミニEVはそのパクリに負けまいと様々なバリエーションを展開しており、ちょっと前にはアウトドアっぽい「ゲームボーイエディション」といったモデルも投入済み。

ただしそれでは不十分だと判断したのか、更にアドバンテージを拡大すべくなんと「オープンモデル」を投入することとなっています（けっこうカッコいい）。

ちなみにこの宏光ミニEV「オープン」は今年の上海モーターショーにコンセプトカーとして出品されたクルマですが、その反響の大きさから市販化を決定したといい、すでに50万台を販売したといわれるクローズドモデルに華を添えることに。

ただ、この宏光ミニEVカブリオレは「ごく少量」しか生産されない限定モデルになるとされ（生産台数は不明）、その話題性から宏光ミニEVの価値を更に押し上げるのは間違いなさそうです（そして、これのパクリも出てくるのも間違いない）。

ちなみに中国では、自動車ディーラーが「（アメリカのように）プレミアム価格を乗せて販売する」ことが許されず（日本では道徳的に許されないが、中国では法的に規制されている）そのため定価販売となるようですが、いったいどうやってその購入者を決めるのかというと、それは日本同様に「抽選」なのだそう。

なお、この宏光ミニEVカブリオレの価格は9.3kWhバッテリー搭載のエントリーモデルだと日本円で80万円くらい、13.8kWhの上位モデル（パワーハウス）だと120万円くらいだというので、この安さでオープンEVが購入できるというのは衝撃的でもありますね。

しかしこの宏光ミニEVカブリオレの安さにはいくつか理由があり、そのひとつが急速充電に対応していないこと。

これによってコストを下げることに成功しているものの、家庭用コンセントにしか対応しておらず、よってバッテリーがカラの状態から満充電までは約9時間を要すると報じられています（それでもかなり売れているので、中国ではさほど大きな問題とならないのかも）。

そして出力が20馬力に抑えられていることもその理由ですが、今年末には40馬力モデルも登場するといい、「不足」を補い、様々な要望に対応するための追加モデルも控えているということになりますね。

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参照：carbuzz