| もちろん走りはスポーツカーに匹敵しないとは思うが、新しいハイブリッドカーのあり方を示すことはできるんじゃないかと思う |
そしてなにより、新型プリウスほどの素材を放っておくのはもったいない
さて、おそらくは多くの人が予想だにしなかった姿で登場した新型トヨタ・プリウス。
ぼくにとってもそれは同じで、「これまでのトヨタ車の中でいちばんカッコいいんじゃないか」と思えるデザインで登場したと考えています。
この新型プリウスは、その登場から25年を数えるに際し、これまでのプリウスの要素を盛り込みつつも「これからの25年」にどうあるべきかという姿を思い描いてデザインされたといいますが、世の中の「ピュアエレクトリック一辺倒」な流れに対して「ハイブリッド」が主流だという姿勢を貫き通そうとするトヨタの意志の現れだとも考えることができるかもしれません。
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新型プリウスに「GR」バージョンが登場したらこうなる
そこで今回公開されたのがX-Tomiデザインによる「新型 GRプリウス」。
現在トヨタはGRシリーズに力を入れていて、GRスープラ、GR86のほか、エボリューションモデル的な位置づけとしてGRヤリス、GRカローラを発表・発売しています。
そして最新モデルであるGRカローラは非常に高い反響を得ており、もしかするとGRモデルにおいて最も高い関心を集めているかもしれません。
そういった理由もあってか今回の「GRプリウス」についてはGRカローラからの意匠が流用されており、なかなかワイルドな仕上がりとなっているわけですが、GRプリウスが実際に登場するかどうかはちょっとナゾ。
これまでのプリウスだったら「絶対にないな」と思ったりするのですが、新型プリウスについては「走り」を発表時のプレスリリースにおいて強調し、さらにははじめて0−100km/h加速について言及しています。
もちろんそれはスポーツカーに及ぶものではありませんが、プリウスとしては「驚きべき」変化でもあり、ここでトヨタがハイブリッドに再度注目を集め、プリウスをもう一度主役に戻そうとするならば、GRプリウスもその手段としては有効だと考えています(GRカローラの登場によって、カローラそのものへの注目度も高くなっているはずで、GR効果は直接的な金銭獲得手段以上の価値がある)。
GRプリウスはこうやって作られた
そこで今回X-Tomiデザインが公開したGRプリウスにつき、その作成手法が公開されており、ここでその様子を紹介したいと思います。
まず用意したのは新型プリウスの公式フォト。
これにGRカローラから切り取ったフロントフェンダーを被せ・・・。
新型プリウスにあわせて形状を整え・・・。
リアフェンダーも同じように作業してゆきます。
その後はディティールを整え・・・。
前後バンパーフェイスを調整し・・・。
リアには「トリプル」エキゾーストパイプなどのパーツを装着して「完成」となるわけですね。
こちらは別バージョン。
ちょっとライトな感じですね。
ちなみにこちらはプリウス「3ドア」。