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2023年には米国で多数の新型EVが投入され、テスラがもっとも有力な選択肢ではなくなる?EV購入検討者は49%、うち2/3がテスラ以外のEVを買うと回答

2023/01/08

テスラ

| それでも1/3の人々は第一の購入選択肢としてテスラを考えている |

今のところ、ボクもEVを買うならテスラしかないと思う

さて、アメリカにて行われた「2023 State of the American Driver Report」なる調査によると、2023年にはテスラがもっとも魅力的な選択肢ではなくなるという結果に。

正確に言うならば、2023年においてもテスラは高い人気を誇るものの、調査において2/3の人が「テスラではなく、他のブランドのEVの購入を検討する」と答えたようですね(逆に考えれば、テスラを第一の選択肢とする人は33%もいる)。

テスラ・モデルY
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急速に人気を高めているのはフォード、シボレー、ヒョンデ

今回の調査では、テスラの次に「購入を検討する」として挙げた自動車メーカーはフォード、シボレー、ヒョンデですが、これらは現在のラインアップに加えて2023年に魅力的なモデルを複数投入する計画を持っているためで、回答者の多くはそれに期待しているのかもしれません。※ヒョンデやキアは2022年にも魅力的なEVを市場投入している

そして興味深いのは、このアンケートにて、次に購入するクルマにはEVを選ぶと答えた人は1年前の39%から49%にまで上昇していることで、これは2022年に米国でのガソリン価格が記録的な水準にまで値上がりしてしまったことに起因しているのでしょうね。

ヒョンデ

なお、こういった状況において困るのはトヨタやホンダなんじゃないかと考えていて、つまり現在であってもEV購入者の多くはトヨタとホンダ(のガソリン車)からの乗り換えが多いと言われていて、そして今後「新車購入車の半分がEVの購入を検討する」という状況において、魅力的なEVを持たないトヨタとホンダはそれだけで新車販売の機会が1/2になるということを意味します。

トヨタ
やはりトヨタとホンダはこのEV化の波に乗れてない。テスラ購入者のうち、最も多いのは「トヨタから」、2番めは「ホンダから」の乗り換えとなり、両者は顧客を失い続けている

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参考までに、こういったガソリンの高騰を受け、米国では今年からEV購入者に対して減税措置を拡大することになり(ただし米国製EVの購入でないとならない)、これもまたEV購入検討者を増加させていることは間違いなく、今年のEV販売状況は注視を要するところかも。

それでも51%の人は「EVに興味なし」というのもまた事実で、そしてEVに興味を示さない理由としては「充電の不便さとクルマの高さ」を挙げる人が多いようですね。

2023年にはこういったEVが登場する

そこで2023年に(米国市場に)登場するEVの一部を紹介してみると、ヒョンデ・アイオニック6、ヒョンデ・コナEV、ジェネシスGV70、シボレー・シルバラードEV、シボレー・ブレイザーEV、シボレー エクイノックスEV、テスラ・サイバートラック、テスラ・ロードスター、ポールスター 3、アウディQ8 e-tron スポーツバック、レクサス RZ 450e、ヴィンファストVF8といったところ(このほかにもいくつかあり、合計で23車種あるらしい)。

2022年に発売されたEVも含めるとヒョンデグループとシボレーのEVがかなり多いことがわかり、しかしトヨタだとレクサスRZのみ、ホンダはゼロ、スバルやマツダもゼロ(メルセデス・ベンツ、BMWも手駒を出し切ったのか、2023年に発売できるピュアEVがないようだ)。

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このあたり日本の自動車メーカーと韓国の自動車メーカーとの対応の差が大きく出たという感じであり、もしかするとヒョンデはこの状況に乗じ、日本の自動車メーカーとの差をぐっと詰めてくるかもしれません(ともすると、日本の自動車メーカーは致命的な出遅れになるかもしれない)。

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