| 細かいところに至るまでまんべんなくマットが貼り込まれる |
見た感じ、なかなかにさわり心地は良さそうだが
さて、これまでポルシェには様々なアートカーが登場していますが、今回はなんと「トイレのフロアマット」をボディ全体に貼ってみたというポルシェ930ターボが登場。
日本だとこういった柄のトイレ用フロアマットはあまり見かけないものの、特定の地域ではけっこう「あるある」なのか、この画像が掲載された画像掲示板Redditでは26,000回も閲覧され、209件のコメントが入っています。
空気抵抗がかなり増えそう
なお、コメントを見ていると、「雨が降った数日後にはかなりニオイがひどいことになりそうだ」「空気抵抗によって最高速が20km/hは落ちるな」「雨に濡れて水を吸うとパワーウエイトレシオが悪化しそう」といったコメントも。
そしてチンスポイラーやバンパー、ヘッドライトベゼルまでもがモッフモフ。
ターボウイングにまでトイレ用カーペット。
よくこれだけ貼り込んだなという印象もありますが、ブレーキキャリパーやブレーキディスク、ヘッドライトやウインカーレンズ、ウインドウに違和感があることからもわかるとおり、この作品は「実はCG」なのだそう。
CGと言われてもにかわかには信じられないほどの出来栄えを持つものの、このレベルの再現性を実現できるのであれば、「トイレ用カーペット」以外にも様々なものを貼ったアートカーも「実車と見間違えるほど」のレベルで作ることができそうですね。
なお、過去にはこういった「石膏風」のアートカーが(実車をベースに)製作されたことがありますが、展示することを考えないのであれば、デジタル上にて再現するにとどまったほうがずっと簡易で安上がりなのかもしれません(かつ、アーティストにとっても表現の幅が広がる)。
加えて、現代のプロモーションは「オンライン」のほうが効果が高いことも多いため、最近だとクリス・ラブルーイのような「2次元アーティスト」にとっての活躍の場も拡がっており、今後もこの傾向が続くものと思われます。
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参照:Reddit