| ポルシェ・タイカン・アサシンはまるで生物であるかのような躍動感を感じさせる |
これまでに製作されたアートカーの中でも指折りの「異様な」ルックスを持っている
さて、ポルシェはタイカンを「若くて感度の高い」人々にアピールしたいと考えており、これまでにもコミック化やスター・ウォーズとのコラボ、バーチャルモデルの起用などを行っていますが、このほかにも熱心なのが「アートカーの製作」。
これまでにも世界各地にて様々なアートカーがリリースされており、そして今回公開されたのがスウェーデンの若手アーティスト、ファビアン・ベルグマーク・ナシュマン(Fabian Bergmark Näsman)氏とのコラボレーションによる「スパイク」タイカン。
-
【動画】大阪グランフロントにて開催の「タイカン・ソウルキャンバス」へ!タイカンのアートカー、タイカン・クロスツーリスモを見てきた
| ポルシェはこれまでにも多数のアートカーをタイカンベースにて作成している | たしかにポルシェの「新世紀」を切り開くタイカンと「アート」との相性はいいようだ さて、グランフロント大阪にて開催されてい ...
続きを見る
実車のスパイク・タイカンはスウェーデンのストックホルムにて公開
この「スパイク」タイカンはストックホルムにて開催された「ポルシェ・スコープス」なるイベントのために制作したされたそうで、正式名称は「タイカン・アサシン」。
ボディ表面に73本のスパイクが貼り付けられており、ボディカラーのシルバーと同じラーにペイントされた「スパイク」というかツノのような物体が車体に貼り付けられています。
これらスパイクはボンネット、バンパー、フェンダー、ドア、ルーフ、トランクなど車体のいたるところに取り付けられ、まるで「車体から生えてきたかのような」躍動感も。
このプロジェクトの実現に際し、ファビアン・ベルグマーク・ナシュマンは「表面を覆っている対象物にどのようにアプローチするかというルールを設定する」ことを重視したといい、「自然と不自然の間で揺れ動き、文脈に基づく知覚の問題を提起する」と述べています。
この「タイカン・アサシン」は、ポルシェ・スコープスの開催期間中、(会場にある)池の中央に設置され、苔や草、霧に囲まれたインスタレーションとして披露され、来場者の目を楽しませたと報じられていますが、実際にこの姿を見ると、あっと驚くことになりそうですね。
イベント自体は、5月26日から28日までの3日間、ベルメベルケットと呼ばれる元暖房工場内の5,000平方メートルのスペースにて開催され、音楽、デザイン、アート、テクノロジー、社会問題など様々な分野を表現すべく65名以上のアーティストが参加し、35以上のパフォーマンス、ファッションショー、ワークショップ、パネルトークに加え、10の常設展示が行われたもよう。
なお、このタイカン・アサシンは2021年に製作されたリチャード・フィリップス、2022年のショーン・ウォザースプーンに続く「(このイベントでは)3例目」となるそうで、となると来年以降も同様に「タイカンのアートカー」が製作されること考えていいのかもしれません。
合わせて読みたい、ポルシェ・タイカンのアートカー関連投稿
-
ポルシェが上海でもタイカンのアートカーを展示!ポルシェ75周年の奇跡を「夢の旅」として表現しアーティストとのコラボを行う
| ポルシェは世界中の様々な都市やイベントにてアートカーを展示 | 特にその対象には「タイカン」が選ばれることが多いようだ さて、ポルシェが上海にてタイカンのアートカーを制作して展示することに。ポルシ ...
続きを見る
-
今度はスニーカーデザイナーとコラボ!ポルシェがクレイジーカラー採用のタイカン4 クロスツーリスモのアートカーを公開
| ポルシェはタイカンに限り、「若者を取り込もうと」これまでにないプロモーション手法を採用している | おそらくはタイカンにて、「ガソリンエンジンでないクルマ」に抵抗のない世代を取り入れたいのだろう ...
続きを見る
-
制限時間2時間で作品を作り優劣を競う「アートバトル」!カナダラウンドでは「ポルシェ・タイカンをキャンバスに作品を描く」課題が出され白黒のタイカンをキャンバスに技術を競う
| 2時間でこれだけの作品を描くことができるとはさすがに「アートバトル」参加者だけのことはある | どちらの作品も甲乙つけがたい さて、ポルシェはかつてのジャニス・ジョプリンの「サイケデリック」356 ...
続きを見る