| 新型トヨタ・スープラGRMNのスペック、価格、販売台数や販売方法は「ナゾ」のままである |
そもそも、まだスープラGRMNが登場すると決まったわけではない
さて、ここ最近チョコチョコと目撃されている、トヨタ・スープラ「GRMN」と思われるプロトタイプ。
GRMNとはGRブランドの最上位として定義される称号であり、「Gazoo Racing Masters of the Nürburgring」を意味します。
実際のところ、GRスープラに関してはデビュー当初からこのGRMNバージョンが「いずれ」追加されるのではという話も出ていて、これまでにもBMW M社が持つニュルブルクリンク近郊のテスト施設にて目撃されたことも。
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スープラGRMNは「M3/M4ではなくM2のエンジン」を搭載?
そして今回出てきたウワサが「スープラGRMNはM2のエンジンを積むのでは、ということ。
ちなみにM2、M3/M4ともにエンジン型式は同じS58ではあるものの、M2(S58 B30A)では460馬力/550Nm、M3/M4(S58 B30B)では480馬力/550Nm、M3/M4コンペティション(S58 B30A)では510馬力/650Nmという3種類のスペックがあり、いずれも見たところ最高出力を発生する回転数は同じ(6,250rpm)ですが、最大トルクを発生する回転数はM2のエンジンでは100rpmほど低い数値となっているもよう。※通常版M3/M4のエンジン型式のみ末尾がBとなっている理由は不明
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このウワサの真偽は不明ではあるものの、それなりの納得性もあり、というのもまずハイパワーなM3/M4のエンジンを積むとそれなりに車体各部やブレーキの強化が必要となること。
もちろんこれにはコストが掛かり、おそらくは販売台数がさほど出ないであろう(もしくは限定かもしれない)スープラGRMNの場合、これは大幅なコスト増となるため(あまりに販売価格が高くなる可能性がある)。
そして「460馬力であっても」直接のライバルとなりそうな日産フェアレディZ NISMOの420馬力を大きく超えることができ、ライバルとのパワーや価格バランスを取りやすい可能性があることも考えられ、となるとスープラGRMNは”行き過ぎた”スペックを持たない可能性がありそうです。※さらには、9速ATしか持たないフェアレディZニスモに対し、6速マニュアル・トランスミッションを設定するだけで優位に立てるものと思われる
ただ、「マスターズ・オブ・ニュルブルクリンク」を名乗るにはやや不足があるかもしれませんね。
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新型スープラGRMNの外観はどうなる?
ここ最近で目撃されているスープラGRMNを見てみると、フロントにはスプリッター、リアには固定式ウイングが追加され「アグレッシブに」見えるものの、これは今までにGRMNモデルとしてリリースされた「GRMNヤリス」に比較するとややおとなしめ。
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しかしながら、スープラGRMNは標準仕様のスープラに比較して大幅に価格がアップすることになると思われ、そしてその価格納得性を持たせるため、そしてGRMNの称号にふさわしいスポーツカーに仕立て上げるためにも、エアロダイナミクス含む外観は(このプロトタイプからさらに改良され)もっと大きく変更されることになるかもしれません。
新型トヨタ・スープラGRMNと思われるプロトタイプが走行する動画はこちら
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参照:CarSpyMedia