| ゴリラウォッチには賛否両論あるが、この価格でこの素材と加工品質、そしてオリジナリティあるデザインを実現できるブランドは他にないだろう |
できれば複数本所有し、気分に応じてベルトを付け替えることで楽しみたい
さて、知らない間に相当数にまで所有本数が増えてしまったゴリラウォッチですが、世界的に見てもよく売れているようで、これまた知らない間にどんどんラインアップが増えています。
このゴリラウォッチはオーデマ ピゲにてロイヤルオーク・オフショアシリーズを企画したプロデューサーとデザイナーが企画したブランドですが、そういった二人だけあってツボを押さえた腕時計作りをしており、当初からクルマ好きをターゲットとして素材を「チタン、カーボン、アルミ、セラミック」に絞って展開したこともあって(一部で)非常に高い人気を獲得しているわけですね。
なお、この「一部で」という但し書きをつけたのは一般受けするわけではないニッチな、言い換えればアーリーアダプターしか買わないタイプの製品だからであり、しかしこれだけ腕時計ブランドが溢れた今、これくらい先鋭化していないと生き残ることは難しいのかもしれません。
ちなみにですが、ぼくがゴリラウォッチについて評価しているのは「素材的に傷がつきにくい」「インパクトが強い」「ベルトの供給が豊富でありベルト交換にて印象を大きく変えて楽しむことができる」「なによりコストパフォーマンスが高い」というところで、この価格でこれほど使い回せる、そして身につけていて楽しい腕時計はそうそうない、と考えています。※ぼくにとっては、いわゆる「セカンドウォッチ」「リゾートウォッチ」的なポジションであり、その時に乗るクルマやバイク、着る服などにあわせたカラーを選んでいる
最近のゴリラウォッチはこんなラインアップを展開している
そこでここ最近発売されているラインナップを紹介してみると、まずこちらはファストバックGT「ラゴンダ」。
ライトブルーにゴールドという高級感のあるカラーリングを持っています。
こちらはファストバックGT「サンセット」。
ブガッティが「カリフォルニアの夕陽をイメージした」カラーを持つブルーとオレンジのシロンを公開していましたが、ちょうどそんなイメージですね。
ベゼルに積層カーボン、ケースにチェックパターンのカーボンというスーパーカーっぽい仕様でもあり、こういった素材感を楽しめるのもゴリラウォッチならでは。
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こちらはファストバックGT「カヨ・イカコス(Cayo Icacos)」。
プエルトリコの無人島の名が冠されており、おそらくは「青い空と砂浜」を意識したんじゃないかと考えています。
初期モデルで人気だった「アシッドグリーン」もファストバックGTシリーズにてリニューアルしており、こちらはランボルギーニ・ミウラのヴェルデ・スキャンダル、そしてダッジ・チャレンジャーに用意されていたネオンカラーのような雰囲気です。
参考までに、以前からのラインナップではあるものの人気モデルの「モデナ」。
フェラーリのメーターやエンブレム、ボディカラーを意識した一本ですが、このほかにもロータスっぽいカラーリングの「エリーゼ」もラインナップされています・
こちらはコーデュラナイロンと鍛造(フォージド)カーボン、クリーム色のインデックスが渋いファストバック「ファントムブラック」。
他のラインナップとは異なってミリタリーウォッチ的な雰囲気ですね。
1970年代の自動車のカラーを再現したというファストバック「ハガーオレンジ」。
色違いだと「スティンガーイエロー」に・・・。
「ギャラクシーブルー」。
1934年のレースにインスピレーションを得たファストバック「モントルー」。
カーボンの柄が強く出ており、モータースポーツ色の強い1本です。
ゴリラウォッチに「39ミリ」サイズが登場
なお、ゴリラウォッチの数少ない懸念が「サイズがデカイ」ということ。
よってスーツやジャケットには非常に合わせづらい腕時計なのですが、今回「39ミリ」が登場することでその問題も解消されることになりそうです。
現在はまだ2モデルしか登場していませんが、こちらはそのうちの「ネロ・アウレリア」。
こちらはもう一方の「ビアンコ・アウレリア」。
インデックスにバーを採用するなどほかのラインナップとはデザインが大きく異なり、シャープなイメージがありますね。
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