| サイバートラックのボディパネルは「塗装が不要」ということを考慮すると、もしかすると意外に修理コストは安いのかも |
ただし「修復が難しい」ことは間違いなく、普通のクルマだと「修理」のところ「交換」が必要に
さて、先日の納車開始イベント以降、なにかと話題の絶えないテスラ・サイバートラックですが、今回はその「価格つきパーツリスト」が流出しています。
サイバートラックはその「見切りの悪さ」から事故が多発するのではとも言われており、そしてその外板に使用される素材コスト(冷間圧延ステンレス鋼/ウルトラハードステンレススティール)に起因して相当に修理費用が高いのでは、と言われています。
加えて、(まだその構造が明らかになったわけではないものの)サイバートラックの外板は応力外骨格を形成していると言われているため、たとえば従来の乗用車だと変形し衝撃を防ぐプラスチック製のバンパーが装着されており、簡単に修理したり再塗装することができる一方、サイバートラックの場合だと衝突などの衝撃によって曲がったステンレスは「曲がるだけ」で元通りになることはなく、かつ軽微な損傷であっても”修理ができず交換が必要になる”ことについても様々な方面からの指摘がなされています。
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テスラはサイバートラックのパーツリストをテスラ公式修理センターに対して公開
今回ネット上に公開されたパーツリストは、テスラが自社の抱える公式修理センターに公開したもので、テスラの修理センターでなければこれらの部品の価格を見ることはできない社外秘であり、つまりは一般に公開されていない資料がリークされたということに。
これらをざっと見てみると、フロントトランクのパネルが935.75ドル、フロントトランクアッセンブリー(パワー開閉機構つき)が1,910ドル、フロントフェンダー(片側)が550ドル、運転席のガラスが225ドル、三角窓が200ドル、後部ドアガラスが260ドル、フロントガラスが3,300ドル、ステアリングアクチュエーターが3,300ドル、ワイパーアームとブレードが165ドル、ワイパーブレード単体だと75ドル、オールテレーンタイヤが1個550ドルという値付けです。
これらの価格が「高いのか安いのか」は判断が付きかねるところですが、ステンレス製のボディパネルに関して「塗装しなくてもいい」ことを考慮するならば、普通の自動車にてパネルを交換する際「塗装しなくてはならない」ため、もしかするとサイバートラックのほうが安上がりという可能性もありそうですね(ただし交換にかかる手間によっても最終的な金額が変わってくるため、なんとも判断が難しい)。
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参照:Jalopnik