| すでに25年ルール解禁を見込んだ「青田買い」が進行中、R34スカイラインGT-Rの価格は天井知らずに |
おそらくはS15シルビアの価格も今後上がってくるだろう
さて、アメリカには「25年ルール」なるものが存在し、これは「アメリカに正規輸入されなかったクルマにつき、その最初の製造日から25年が経過するまでアメリカ国内では正式に登録ができない」というもの。
ここ最近のアメリカで人気が高いのはJDM=ジャパン・ドメスティック・カーと呼ばれる日本国内専用車で、これはひとえ映画「ワイルド・スピード」の影響だと言われています。
ただ、そのほかにも(意外や)アメリカで販売されなかったクルマも少なくはなく、例えば昨年だとスマートやフォルクスワーゲン・ルポ、アルファロメオ166、フィアット・ムルティプラがアメリカで25年「解禁」となっており、日本車だとスバル・インプレッサ22B、ランエボVなどがその対象に。
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2023年に「25年ルール」で米に輸入可能となるのはこの10台!「スバル・インプレッサ22B」「ランエボV」「アコード・タイプR」「スマート」「VWルポ」etc.
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2024年にはこんな日本車が25年ルールの「対象」に
そこで2024年に25年ルール対象となり正式にアメリカへと輸入し登録が可能となるクルマを見てみたいと思いますが、まず最も大きな注目を集めるのは日産スカイラインGT-R(R34)。
すでにこのクルマについては「青田買い」が進んでおり、アメリカのショップが日本で買い付けた個体を「日本で保管し」、規制対象外となるのを今か今かと待っていると報じられていますね。
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そして三菱ランサー・エボリューションVIに・・・。
日産シルビア(S15)も。
なお、S15世代のシルビアは「ワイルド・スピードX3 Tokyo Drift」にハンが丹精込めてチューンしたクルマとして登場しており、北米においても高い人気を誇ります。
そして11代目のクラウン(S17系)も来年にはアメリカにて正式に登録することが可能となる一台です。
そのほか、こんなクルマも2024年からはアメリカにて登録可能に
日本車のほかにも様々なクルマがアメリカでは登録可能となり、アウディS3(初代)もそのひとつ。
一般的にですが、アメリカでは「ホットハッチ」があまり受け入れられず、つまりは「小さくてパワフルで高価なクルマ」という市場がないもよう。
そもそもコンパクトなクルマが求められておらず、そして欧州産ホットハッチを購入するお金でカマロやマスタングが購入できるとなれば「なおさら」ホットハッチが売れる下地がないのかもしれません。
アウディA2も同じく2024年に「解禁」となり、こちらは日本にも正規輸入されなかったクルマです。
アルミニウム製ボディとユニークなデザインを持つクルマではあるものの、いかんせん当時は新車価格が高く、主に本国、そして欧州の一部でしか販売されなかったようですね。
そして現在アメリカで好調なヒョンデの高級セダン、初代エクウスも2024年から米国で登録可能に。
発表されたのはニューヨーク・オートショーであったものの、なぜか米国で販売されなかったというちょっと変わったクルマで、欧州はじめいくつかの市場にて、場合によっては名称を変えて販売されています。
意外なことではあるものの、ゾンダC12はアメリカへと正式に導入されておらず、これは主にクラッシュテストにかかるコストを嫌ったためだと言われています。
ただ、その後のゾンダにてホモロゲーションを取得し北米市場にて合法に販売ができることとなっており、そこから大きくパガーニの販売が伸びたのは御存知の通り。
ポルシェ911GT3(996初期型)も不思議なことにアメリカには導入されていなかったモデルの一つですが、米国の定める基準に「何かが」マッチしていなかったのでしょうね。
TVRタスカンもやはり米国に(当時)入っていなかったクルマの一つで、しかしTVRはコアなファンが多いブランドでもあり、解禁によって大きく人気が上昇するかもしれません。
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