| クオーツ式腕時計の一部はバッテリー交換に非常に高い金額がかかり、これを数回繰り返すと機械式腕時計とそこまでかわらない維持費に |
昨今のインフレによってなにもかもの費用が高額に
さて、ぼくが愛用しているタグ・ホイヤーの腕時計、「S/el(スポーツ・アンド・エレガンス)」のバッテリーを交換(5,500円)。
この「S/el」は1987年に発売されたシリーズですが、当時一世を風靡した腕時計でもあり、空条承太郎も愛用していたことで知られます。
現代ではかなり小ぶりなケースサイズ(測定しにくい形状を持っているが、36〜38ミリくらい)を持っており、かつケースやベゼルの角が落とされているために腕への馴染みがよく、衣類にもひっかかりにくいので「使いやすい」一本でもありますね。
なお、このタグ・ホイヤーS/elは今見ても「非常に良くできている」と思わせる作りを持っており、当時ヒットしたこともうなずけます。
とくにこのバックルのフォールディング部については、当時のロレックスよりも良くできている、という印象です(実際のところ、このクロノグラフモデルについては、当時はチューダーや一部のロレックスと並ぶ価格でもあった)。
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ボクはけっこうクオーツ式の腕時計を持っている
なお、ぼくは比較的安価な腕時計を好む傾向にあり(クルマや衣類と同じでけっこう両極端の製品が好きである)、そして安価な腕時計の多くはその性質上ムーブメントに「クオーツ」を採用することが多くなっています。
スウォッチやG-SHOCKもクオーツではありますが、スウォッチの場合はスウォッチストアに行けば無料でバッテリーを交換してくれるので(費用的な)問題はないとして、G-SHOCKだとぼくの所有する多くのモデルは「タフソーラー」なのでこちらのバッテリー交換についても心配ナシ。
クオーツのバッテリー交換は意外とお金がかかる
反面、けっこうな費用を支払う必要がある腕時計も少なくはなく、たとえば一部のスントの腕時計はスントに送らねばバッテリーの方間ができず(多くのモデルは旅先で電池交換ができるように設計されているが、一部の高機能モデルはそうではない)、これは1回の電池交換あたり2万円くらいが必要となり、そして1−2年で電池が切れるという「厄介なシロモノ」。
そしてデジタル式腕時計はアナログ式クオーツ腕時計のように「リューズを引いて動作を止め、バッテリーの消耗を防ぐ」ことができないのも困りものですね。
同じように負担が大きいのがルイ・ヴィトン「タンブール」。
タンブールには「クオーツ」「機械式」とが存在しますが、クオーツモデルのバッテリーは比較的寿命が短く(1−2年で切れる)、かつバッテリー交換費用が高く、そしてアナログ式にもかかわらず「リュウズを引っ張っても動作を止めることができない」構造を持つために時間の経過分だけバッテリーが消耗します。
一方、「自分でバッテリーを交換できる」タイプの腕時計はさほど維持コストがかからず、知らないうちに本数が増えてきた「ブリストン」は自分で電池交換が可能です。
現在5本を所有するモントレス・デ・ラックス(AVIO MILANO)もまた自分でバッテリー交換が可能。
なお、昨今のインフレによって電池交換を依頼した場合の料金はどんどん高騰する傾向にあり、保有しているクオーツ式腕時計の電池交換をすべて外部に依頼しているととんでもない金額になってしまうため、自分で交換できるタイプの腕時計であれば、ぼくは自分で電池交換を行うようにしています。
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