| ポルシェは自動車業界において非常に独特な立ち位置をキープする自動車メーカーでもある |
ただし今後は「大きくデザインが変わってゆく」予兆も感じられる
さて、先般はフェラーリそしてランボルギーニの市販車における変遷について紹介しましたが、今回はポルシェ編。
ポルシェは2023年に「最初のスポーツカーを路上に送り出してから75周年」を迎え盛大なイベントを世界各地で開催したことが記憶に新しく、この動画ではその75年間につき「最初の一台」つまり1948年の356から、2023年に発表されたモデルに至るまでが網羅されています。
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フェラーリのデザインはこう変化した。1947年の創業時から最新のプロサングエまで、リトラクタブルヘッドライトやハンマーヘッドなどこんな変遷を遂げている【動画】
Gravity | この動画では、短時間でグラフィカルにフェラーリの変遷を見ることが可能となっている | 当然ではあるが、フェラーリのデザインはずいぶん大きな変化を遂げてきた さて、Youtubeチャ ...
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ポルシェのクルマはこんな変遷をたどってきた
そこでこの動画から一部を抜粋してみたいと思いますが、まずは最初の356。
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これがポルシェのスポーツカーの「メートル原器」!356生産初年度に使用された木型が公開に。当時、356のボディ製造には90時間もかかっていた
| 自動車の製造方法は時代とともに移り変わってゆく | そのうち、ほとんどのパーツが3Dプリンターで製造される時代がやってくるのかもしれない さて、ポルシェは最初のクルマである356を路上に送り出して ...
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356B、718RS60スパイダーと続き・・・。
911が登場して代が変わって行き・・・。
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【動画】自らその理由を語る時が来たようだ。ポルシェが公式にて「911」はなぜ「911というモデル名になったのか」を公開
| ポルシェ911はもともと911ではなかった | 先日「現在消息がわかる限り、最古の911」が偶然見つかったというニュースがありましたが、現在その911はレストアされてポルシェミュージアムにて展示中 ...
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930ターボが登場。
924や944などトランスアクスルの時代に入り・・・。
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「そうだ、フロントにエンジンを積んでみよう」「911を生産中止から救った男」など、ポルシェ75年の歴史において転換期となった年、そして人物8選
| ポルシェはこの75周年を時代のうねり、数々の転換期とともに過ごしてきた | そして現在の成功は、いくつかの大きな判断の上に成り立っている さて、ポルシェは今年でスポーツカーの生産を開始して75周年 ...
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ポルシェ初のスーパーカーと言われる959、そして空冷世代最後の911、「993」が登場し・・・。
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ポルシェ959は当初米国へと正式に輸入できなかったが「法案を可決させ合法にしたのはビル・ゲイツ」。そのおかげで後のフェラーリ・モンツァも合法に登録できるように
| ビル・ゲイツはアメリカの自動車エンスージアストのためにひとつの道筋をつけた人物だと言っていい | その割にビル・ゲイツのコレクションが広く知られていないのは「ナゾ」である さて、アメリカはクルマの ...
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ついに水冷世代の986ボクスター、996カレラが発表されポルシェは新世紀へ突入。
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ポルシェはボクスターの下に位置する「550スパイダーの再来」を企画していた?12年の封印の後、元デザイナーが"550one"を公開
| 当時、ポルシェは550oneよりもマカンの発売を優先させたと言われる | さて、ポルシェはちょっと前に「人前に出ることなく終わった」コンセプトカーをまとめて発表していますが、今回はポルシェ自身では ...
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ポルシェ初のSUV「カイエン」、そして最後のアナログスーパーカー、「カレラGT」が登場。
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ポルシェ・カイエンは当初「メルセデス・ベンツMクラスをベースに」そのハイパフォーマンス版として企画されていた!実際に開発が進められるも破局を迎えることに
| やはりポルシェとメルセデス・ベンツとは仲がいいのか悪いのかわからない | ただし結果的に自社による設計を行うこととなったため、これで良かったのだと思う さて、ポルシェが「カイエンの発売20周年」を ...
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その後はパナメーラに・・・。
近年大きく評価をあげている918スパイダーが発売。
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こんなポルシェ918スパイダーが存在したのか・・・。3台のみが製作された「サイケ」仕様のうちの1台が競売に。オプション総額2780万円、塗装だけでも1680万円
Photo:RM Sotheby's | しかもこのレッドはフェラーリ純正カラー「ロッソコルサ」と同じ色味にて仕上げられている | イメージは1970年にル・マンを走った「サイケデリック917LH」 ...
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ほぼ時を同じくしてマカンが追加され、ボクスターとケイマンが「718」へと改名されます。
そしてポルシェ初のピュアエレクトリックカー「タイカン」がラインナップに加わり、現在にまで通じる構成となりますが・・・。
この「ポルシェ75年の歩み」を図解した4分の動画を見て思うのは「(ポルシェは)フェラーリやランボルギーニほどデザインが変わっていない」ということで、これがポルシェのポルシェたる所以だということになりそうですね。
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ポルシェ「我々は75年、同じレシピでデザインしてきました。その意味では世界で最も怠惰なデザインを行ってきたと言えるでしょう。しかしここからは冒険の時なのです」
| 電動化時代を迎え、ポルシェのデザインはここから大きく変化することになりそうだ | とくにヴィジョン356、ミッションXはその新しい方向性を示している さて、ポルシェの基本的なデザインは最初の市販車 ...
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そのほかにはこんな動画も
そしてポルシェの変遷についてはほかにも動画が公開されており、こちらは最高速度付きの年代別進化の過程。
こちらはアストンマーティン版。
ブガッティ版。
パガーニ版。
メルセデス・ベンツ版。
こちらもメルセデス・ベンツ版です。
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