Image:Ferrari
さて、フェラーリが自社のパーソナライゼーションプログラム、「テーラーメイド」を通じカスタムを行った812GTSを公開。
「イタリアンラグジュアリーを体現した」と紹介されていますが、これまでに登場した、多くの「モータースポーツにインスパイアされた」仕上げとは全く異なるシックな出で立ちを持つように思います。
ボディカラーはグリージョ・コバーン、そこに入るのはアルジェント・ニュルブルクリンクのリバリーなので、つまるところ「シルバーにシルバー」という非常に珍しいカラーコンビネーションを持つということに。
「イタリアン・ラグジュアリー」を表現したフェラーリGTSはこんな仕様を持っている
そこでもう少し詳しくこのフェラーリGTSを見てみると、「シルバー」に対する強いこだわりを見ることができ、ホイールはメタリックグレーにダイヤモンドカットという、やはりボディカラー同様に「トーン違いのシルバー」にて構成され、これを目立たせるためかブレーキキャリパーにはブラックが用いられています(ホイールボルトはチタン、センターキャップは伝統のイエロー)。
そのほか、フロントやサイドアンダーにはシルバーのハイライトが入り、フロントフェンダー上のシールドエンブレムはこだわりの「手書き」。
インテリアも一層シックに仕上げられ、ブラックレザーにやや光沢のあるマーブル調の「ヘリテージ・ウォールナット(ポルトローナ・フラウ製)。
このヘリテージレザーはあまり日本では人気がないと言われるものの、欧州や米国では高い人気を誇っており、たしかにテーラーメイド車両には一定の比率でこれを見ることができるように思います。
そしてこのヘリテージ・ウォールナットはダッシュボードやメーターフード、センタートンネルにも用いられ、シートやダッシュボードのステッチは(コントラストではない)トーン・オン・トーン。
ヘッドレスト上の跳ね馬(カヴァリーノ・ランパンテ)の刺繍もシルバーですね。
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参照:Ferrari(Facebook)