| テスラらしからぬ、あまりにモラルの低い(従業員の)行為だと言えるだろう |
これだけでも相当な経費となりそうだ
さて、様々な話題が報じられるテスラですが、最新のニュースはドイツ・ベルリンのギガファクトリーにて「65,000個ものマグカップが行方不明になった」というもの。
これは社員食堂や休憩室などで自由に使用できるように提供されているもので、しかしもちろんこれは「持って帰って」いいものではなく、使ったら返却する必要があるのだと思われます。
ちなみにこのギガ・ベルリンの従業員は12,000人なので、65,000個ものマグカップが行方不明つまり盗まれているということは明らかな異常事態だと言えるかもしれません。
マグカップの「行方不明事件」はギガ・ベルリンの会議にて明らかに
この「65,000個ものマグカップが行方知れずになっている」ことについて、直近で開催された会議にて明らかになったといい、この場で工場長のアンドレ・ティエリグ氏は「2022年に生産が開始されて以来、65,000 個のマグカップを新規注文しなければならなかった」と述べたそうですが、仮に65,000 個のマグカップがすべて盗まれた場合、操業開始から数えてなんと1日あたり約77個のマグカップが盗難にあっているということを意味します。
加えて同氏は「マグカップ泥棒が悪ふざけをやめなければ、工場での食器の提供を停止する」とまで言及しており、相当にご立腹の様子ですが、おそらくは一部の人が大量にマグカップをくすねているのだと思われ(そしてebayなどのオークションサイトで売りさばいているのだと推測される)、まずは犯人の特定が求められるのかもしれません。
どこの会社も同じ問題で悩んでいるようだ
なお、(テスラに限らず)いずれの企業にとっても悩みのタネが「人材の確保」であり、各社とも人材確保のためにあの手この手を尽くしていて、たとえば(少し前に訪問した)Googleですら(優秀な)人材を雇用し、また手元においておくことには苦労しているとされ、おおよそ「500メートル以内には」無料のカフェやレストランが設置されています。
加えて本社キャンパス内には病院やジムなども設置されており、従業員の健康やメンタルヘルスにも配慮されているといった印象ですが、あまりに広いキャンパス内の移動手段として無料で使用できるのがこのGoogle仕様の自転車。
ただし今自転車を盗む人も少なくはないようで、トイレにはこういった「自転車を盗まないで」といった張り紙も。
テスラやGoogleで働く人々は教養が高いという印象があるものの、それでもこういったことが起こり得る(そしてこれは給与を支払ってくれる雇用主に対する裏切りでもある)のがちょっと不思議でもありますね。
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参照:Jalopnik