
| 現在のラグジュアリーカー市場の52%はSUVであり、ここを強化することでアストンマーティンはまだまだ収益性を向上させることが可能である |
実際にアストンマーティンでは「複数の」新型SUVが投入される可能性も報じられる
さて、アストンマーティンはおよそ5年前に「DBX」をもってラグジュアリーSUVマーケットへと参入していますが、その後には高性能な「DBX707」を市場へと投入しています。
そして今回は「更にハードコアなDBXを追加するのでは」というウワサが登場しており、アストンマーティンはスポーツイメージを定着させるべく一気に攻勢をかける計画なのかもしれません。
現在、高級SUV市場は「拡大」を続けている
現在高級SUV市場は拡大の一途をたどっており、メルセデス・ベンツGクラス、ロールス・ロイス・カリナン、ベントレー・ベンテイガが「定番」として君臨しているものの、それらとは異なる「スポーツ」路線において高い人気を誇るのがポルシェ・カイエン、アストンマーティンDBX、ランボルギーニ・ウルス、フェラーリ・プロサングエ、そしてメルセデスAMGやBMW M部門、アウディ「RS」ブランドのSUVシリーズ。
さらにメルセデスAMG、ベントレーは「ピュアエレクトリック」パワートレーンを備えるラグジュアリー&スポーツSUVを投入しようと計画しており、今一番”可能性がある”セグメントがこの高級SUV市場なのかもしれません(スポーツカーとは異なり、こうでなくてはならないという文法がないため、様々な特徴を打ち出しやすい)。
-
-
メルセデスAMGが「専用に開発する」スーパーSUVのティーザー画像を公開。最新のEV専用プラットフォームを採用、ランボルギーニ・ランザドールやポルシェK1に先駆け市場に投入か
Image:Mercedes AMG | 現在、メルセデスAMGのトッププライオリティは「AMGであること」、第二は「電動化」である | メルセデスAMGはピュアエレクトリックカーであっても「顧客がつ ...
続きを見る
そこで今回話題にのぼっている「アストンマーティンDBXのハードコア版」についてですが、ウワサでは「カーボンファイバー製パーツやアグレッシブなエアロパッケージが搭載される可能性がある」「4リッターV8ツインターボエンジンを継続しつつも出力は730馬力にまで高められる」。
おそらくは「さらにF1に近い」ポジションを持つDBXなのではないかと思われますが、軽量化や出力向上によって加速性能や最高速、そしてサーキットにおけるラップタイムが向上している可能性があり、もしかするとニュルブルクリンクにて「SUV最速」の座を狙うことになるのかもしれませんね。
-
-
毎年恒例、今年もF1メディカルカーにインスパイアされたアストンマーティンDBX707 AMR24エディションが発売。いまやアストンはフェラーリと並んでF1イメージの強いメーカーに
| アストンマーティンの急激な回復はまさに現代における神話である | 物議を醸したF1チーム買収も結果的には「アストンマーティンのブランド価値を押し上げることに」 さて、アストンマーティンが昨年の「D ...
続きを見る
実際のところ、アストンマーティンの新CEO、エイドリアン・ホールマーク氏はDBXにつき、「ラグジュアリー市場の52%はSUVである」と述べ、まずこの分野において認知度を向上させることを目的とし、今後数年間で積極的な改良を行うことを明確にしていて、そのため「DBXのハードコアバージョン」が登場する可能性は非常に大きいと考えてよいかと思います。
-
-
アストンマーティンが今後の計画について語る。「初のEVは2030年頃に投入」「PHEVに注力」「ミドシップはいったん終了」「DBXは積極改良」「オプションの拡充により利益率向上」
| アストンマーティンは幾度ものCEO交代を経て「ようやく」成長路線に | そしてアストンマーティンにしかできない方法によって成功を目指している さて、「V12エンジンの未来はあとわずか」と語ったアス ...
続きを見る
合わせて読みたい、関連投稿
-
-
お値段なんと5600万円!ブラバスがメルセデスAMG GLS63ベースにて900馬力、最高速330km/hのモンスターSUV、「900スーパーブラック」発表
| その価格はベースモデル比で約3倍、しかしそれでも一定の需要があるものと思われる | その美しい仕上げを見るに、この金額を出せる人にとっては「高くない」買い物だろう さて、メルセデス・ベンツを中心と ...
続きを見る
-
-
「いま、富裕層は誰もがEVを拒否している」と発言したベントレーがなぜか「世界初、ラグジュアリー・アーバンSUV(EV)を発表する」と予告。納車を開始する2026年にはまたEV人気が高まると予測
Image:Beltley | たしかに現在の「EV敬遠」がずっと継続するとは考えられないが | 実際のところ、先の状況は誰にも読めない さて、メルセデスAMGが「AMG専用設計を持つ、ハイパフォーマ ...
続きを見る
-
-
アストンマーティンが「ランボルギーニLM002のようなSUV」を計画し、プロジェクト・ランボーとして動いているもよう。実現すれば争奪戦は必至だ
| 一瞬「まさか」とは思ったが、アストンマーティンにとっては意外と「理にかなった」選択かもしれない | おそらくは「アストンマーティンにしかできない方法で」それを実現するつもりだと思われる さて、アス ...
続きを見る