
| Shmee150がフェラーリ本社(マラネロで)の296スペチアーレへのお披露目イベントへと参加 |
296スペチアーレは「細部に至るまで」296GTBからの改良がなされている
さて、フェラーリと特別な関係にあるユーチューバー、Shmee150氏がフェラーリ本社を訪れ296スペチアーレのお披露目イベントへと参加。
同氏はこれまでにもフェラーリの特別オーダープログラム「テーラーメイド」「アトリエ」の紹介を行うなど、その深部に入り込むことを許された数少ないユーチューバーのひとりでもありますね。
そして今回は数週間前に納車されたばかりの(365GTB/4 デイトナをモチーフにした)12チリンドリを駆り・・・。
フェラーリ本社へ(自身のクルマにてフェラーリ本社への乗り入れが許可されている数少ない人物でもある)。
Shmee150は「フェラーリでの購入体験」を心から楽しむ
ちなみに同氏はユーチューバーとして稼げるようになった初期にフェラーリFFを購入しており、フェラーリには特別な思い入れがあるのだと推測しますが、現在はこの12チリンドリのほか、プロサングエ、SF90ストラダーレ、ローマ・スパイダー、296GTSを所有していて、SF90ストラダーレが近日納車の予定であることにも言及済み。
なお、Shmee150氏は自身が購入するクルマを高度にカスタムする傾向があり、よって「ディーラーでの仕様選択から、マラネロのアトリエでの詳細なプロセスまで」フェラーリの購入体験を心から楽しんでいると述べ、今回は296スペチアーレ、そして296スペチアーレAの購入についての「匂わせ発言」も。
296 スペチアーレのファーストルック
マラネロに到着すると、Shmee150氏はまず「ヴェルデ・ニュルブルクリンク」のボディカラーに塗装され、ホワイトのリバリーをまとった296スペチアーレと対面することに[08:30]。
その後にはすぐさま「サーキット志向のデザイン」に注目し以下の点を指摘しています。※フェラーリのプレスリリースに沿った内容かもしれないが、カーマニアである同氏ならではの視点も垣間見られる
- フロントスプリッターとエアダンパーの延長によるエアフローの改善 [08:58]
- オプションのカーボンファイバーホイール [09:02]
- 3つの異なるポジションを持つアクティブエアロスポイラーを内包するサイドウィング [09:16]
- 大型化されたセンターエキゾースト [09:21]
- オプションのカーボンファイバー製リアデッキ [09:27]
そのほか、Shmee150氏は296スペチアーレの実用性にも言及し、SF90XXとは異なってフロントに十分なラゲッジスペースが確保されている点を評価 [14:32]。
また、(296GTB / 296GTS アセットフィオラノ パッケージでは選択できない)フロントリフトシステムがオプションで利用可能であることも指摘し、日常での使いやすさが増すことを示唆しています [15:21]。
動画では、296チャレンジやGT3レースカーも短く紹介され、それらの技術とスタイリングのヒントが新型ロードゴーイングスペチアーレにどのように影響を与えているかが示され [18:59]、Shmee150氏はさらにエアブラシ仕上げのスクーデリア・フェラーリ・エンブレム、専用リバリーに採用される2桁の数字オプション、そして豊富な塗装オプションなど細部にわたるパーソナライゼーションの可能性にも触れています [19:58]。
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Shmee150は「オープン仕様」の296スペチアーレAを選択
Shmee150氏は296スペチアーレのインテリアについても詳細にレポートしており、カーボンファイバーを多用しストリップアウトされたデザイン、軽量バケットシートと4点式ハーネス [10:12]、そしてエンジンベイ内の低い位置に搭載された3リッターツインターボV6エンジンとシングルエレクトリックモーターの組み合わせ [12:08]、フロントのエアダンパーやアクティブリアスポイラーを含む高度な空力性能についても詳しく述べ、これらが250km/h時点で435kgのダウンフォースに貢献することについても触れています [13:36]。
なお、現段階では296スペチアーレについて(日本仕様では)何が標準装備で何がオプションなのかについて詳細が明らかにされておらず、動画に登場する装備が「標準なのかオプションなのか」はちょっとナゾ。
さらにはステアリングコラムの上にナゾの物体が鎮座しており(他の動画を見ると赤いLEDインジケータを備えるようだ)、この働きについても不明です。
Shmee150氏のお気に入りは「ジャッロ・トリプロ・ストラート」
最後にShmee150氏は(296スペチアーレの価格が)296GTBから40%の値上げとなることに触れ [15:49]、自身の296GTSを「オープンエア体験と向上したサウンドから」296スペチアーレAへと入れ替えることを匂わせています [18:17]。
そして自身の拠点へと戻った後にはオンラインコンフィギュレーターを使用して自身の「夢のシュミーモービル 296スペチアーレA」をデザインしますが、ここで彼は、トリプルレイヤーイエロー塗装(ジャッロ・トリプロ・ストラート)、ボディ同色ルーフ、マットホワイトのホイール、ブルーのキャリパーを選択 [22:16]。
さらに彼は296スペチアーレの実写を見た際の感動的な印象、そしてマラネロへの訪問の意義について語って動画を締めくくっています[27:32]。
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参照:Shmee150