
Image:BMW
| 正直、この秋のBMWの「新型コンセプトモデル」では一番期待していたのがこの「ヴィジョンCE」 |
ロールケージ+シートベルトで「ヘルメット不要」に?
BMWモトラッドが新しい電動スクーター 「Vision CE コンセプト」 を公開。
ぼくが「日常の足」としての購入を前提とし、その発表を心待ちにしていたバイクではありますが(これまでの経験上、BMWはCEシリーズにつき、まずコンセプトとして発表し、ほぼそのままの形で市販している)、正式は”お披露目”は9月8日のミュンヘン・モーターショーにおいて行われます。
その独特なデザインと発想がすでに話題になっていますが、Vision CEは従来のスクーターとは一線を画すスタイルを持っており、ロールケージとシートベルトを装備することで、「ヘルメットなしで乗れる」ことをコンセプトにしています。
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デザインは「CE 04」とモビリティスクーターの融合?
フロントは比較的伝統的なスクーター風ではあるものの、ライダーを囲うようなバー構造が特徴的で、どこか(ピザ店の配達用など)モビリティスクーターを思わせる仕上がりでもありますね。※あるいは、オフロードという捉え方からすればアリエル「ノマド」か
装備としては以下が挙げられ、さらに、Bluetoothスピーカーやクリアルーフ、リアラックなどカスタマイズの提案もなされています。
- スレンダーなヘッドライト
- ロールケージに装着された補助ライト
- 小型ウインドスクリーン
- 背もたれ&ヘッドレスト付きシート
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自動バランス機能で「倒れないスクーター」
BMWによれば、Vision CEには 自動バランス機能 が搭載されており、停止時でも自立可能。
ライダーは大きなデジタルディスプレイ、ハンドルバー、フットレストなどを備えたコックピットで快適に車両を操作でき、都市型モビリティらしい配慮がなされています。
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BMWの狙いは「自由でカジュアルな体験」
BMWモトラッドはこのコンセプトを通じ、「自由度を高め、カジュアルで気軽な移動体験を提供する」ことを目的としていると説明しており、バイクにおいても電動化が進む中、従来のバイクともクルマとも異なる、新しい移動手段の提案であるとも考えられます。
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なお、BMWがこれまでに発売しているCE04、CE02の「数字」については排気量をイメージしているといい、「04」だと400cc、02だと200cc相当。
ただ、今回のヴィジョンCEについては現時点で数字が付与されておらず、どれくらいのスペックを持つのかについてはナゾのまま。
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しかしながら数日後に開催されるミュンヘン・モーターショーではその詳細が明らかになるものと思われ、正式発表を待ちたいと思います。
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まとめ
BMW Vision CEは、電動化と安全性を融合させた未来型スクーターのコンセプト。
賛否は分かれそうですが、「スクーターの新しい形」として注目を集めるのは間違いないものと思われます。
- ロールケージ+シートベルトで安全性を確保
- 自動バランス機能で転倒の心配なし
- カスタマイズ可能なアーバンモビリティ
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