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iPhone生みの親にして元アップルのデザイナー「車内をタッチパネルだらけにするのは間違いだ」。フェラーリ”ルーチェ”にて挑む「物理ボタン」への大回帰

iPhone生みの親にして元アップルのデザイナー「車内をタッチパネルだらけにするのは間違いだ」。フェラーリ”ルーチェ”にて挑む「物理ボタン」への大回帰

Image:Ferrari

| ただしタッチパネルを否定するわけではなく、最も重要なのは「使いやすさ」 |

記事の要約(ポイント3選)

  • 伝説のデザイナーの批判: 元Appleのジョナサン・アイブ氏が、車内の主要操作をタッチパネルに集約することを「完全に間違った技術」と指摘
  • フェラーリ「ルーチェ(Luce)」の哲学: アイブ氏が手掛けたフェラーリ初のEVでは、直感的な「触感(タクタイル)」を重視したアナログとデジタルの融合を実現
  • 業界の転換点: 2026年から欧州の安全基準(Euro NCAP)が厳格化。主要機能の「物理ボタン化」が5つ星評価の必須条件に
なぜ「iMacのデザイナー」がフェラーリを手掛けるのか?新型車”ルーチェ”はある意味で「アップルカー」なのかもしれない
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「画面だらけ」の時代が終わる?

スマホのように巨大な画面が鎮座する近年のクルマ。

しかし「ちょっとした機能の呼び出しや操作」においてもメニューを深く掘り下げる必要があり、ストレスと危険を感じることもしばしばです。

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そこで今回、かつてiPhoneを世に送り出し、タッチ操作の革命を起こしたジョナサン・アイブ氏が「クルマには物理ボタンが必要だ」と声を上げたことが大きな話題に。

実際のところ、彼が率いる クリエイティブ集団、LoveFrom がデザインしたフェラーリ初のEV「Luce(ルーチェ)」の内装にはその強い信念が刻まれています。

なぜ、今あえて「アナログ」へ戻るのか。そこには、安全性とラグジュアリーを再定義する驚きのビジョンが存在し、ここでその内容を見てみましょう。

完全に予想外の出た。フェラーリが初のEVの名称を「ルーチェ(LUCE)」に決定、マーク・ニューソン、ジョナサン・アイブとのコラボによる内装を公開
完全に予想外の出た。フェラーリが初のEVの名称を「ルーチェ(LUCE)」に決定、マーク・ニューソン、ジョナサン・アイブとのコラボによる内装を公開

| 以前に提携した「LoveFrom」との成果がまさかこんなところで、そしてこんな形で発揮されるとは | フェラーリは発のEV「ルーチェ」をこれまでのフェラーリとは完全に違う乗り物として出してきた I ...

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Image:Ferrari


ジョナサン・アイブが語る「触覚」の重要性

まずジョナサン・アイブ氏は、英Autocar誌のインタビューにて、車内の主要操作を中央のタッチパネルで行うことについて「たとえ夢の中だとしても思いつかない(やりたくない)ことだ」とコメント。

最大の理由は「視線移動」によるリスクであり、というのもスマホと違って運転中は視線を前方から外すことが「非常に危険」であり、指先の感覚だけで操作できるスイッチやダイヤルこそが走行中のドライバーにとって「正しい技術」であるという考えを主張しています。

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Image:Ferrari

車種概要:フェラーリ Luce(ルーチェ)の革新的なインターフェース

ジョナサン・アイブ氏とマーク・ニューソン氏が5年をかけて作り上げたフェラーリ ルーチェのコクピットは「過去のフェラーリ」をモチーフとしているものの、単なる懐古趣味ではなく・・・。

インテリアの特徴・スペック

項目詳細
ステアリング伝説のナルディ製を彷彿とさせる3本スポーク。物理スイッチ(マネッティーノ等)を完備。
メーター(ビナクル)サムスン製OLEDを採用。2枚のパネルを重ねて「アナログ針」が動いているような立体感を演出。
中央コントロールiPadのような10インチ画面だが、下にアルミ製の物理トグルスイッチを配置。
スタート儀式重厚なガラスキーをドックに差し込むことで起動。触覚と視覚の連携を重視。
オーバーヘッドパネル天井には航空機を連想させる「ローンチコントロール」用の物理レバーを配置。
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Image:Ferrari

2026年「物理ボタン義務化」の波

そしてアイブ氏の主張を後押しするように、自動車業界のルールが激変しています。

2026年1月から、欧州の安全性能評価(Euro NCAP)において、以下の5つの基本機能を「物理的なボタン、レバー、またはダイヤル」で操作できない車両は、最高評価の5つ星を獲得できなくなり・・・。

  • ウインカー
  • ハザードランプ
  • ワイパー
  • ホーン(警笛)
  • SOSボタン

これまでコスト削減のために画面内へ機能を隠してきたメーカーも、フェラーリやアイブ氏が示す「ハイブリッド型(デジタルと物理の融合)」の設計へと追随せざるを得ない状況となっています。

ユーロNCAPの新基準によって「大型ディスプレイ」は影を潜める?「重要な機能のボタンやスイッチについて、個別の物理制御を備えねば安全性が低いと判断されます」
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| よく使う機能について、その呼出に時間がかかるようではたしかに安全性を損ねてしまう | いくつかの自動車メーカーにとって、この新しい方針は「頭が痛い」問題となるのかも さて、2026年に導入が予定さ ...

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Image:Ferrari

さらにはこれに呼応するかのように様々な自動車メーカーは「アナログ回帰」の動きを見せ、中にはアウディのように「スイッチにクリック感や重みをもたせ、操作する楽しみ」を差別化要素として用いようとするブランドも。

Audi Concept C

Image:AUDI

完全に予想外の出た。フェラーリが初のEVの名称を「ルーチェ(LUCE)」に決定、マーク・ニューソン、ジョナサン・アイブとのコラボによる内装を公開
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結論:ボクらが求めるのは「スマホの延長」ではない

「電気自動車(EV)だからといって、インターフェースをすべてデジタルにするのはナンセンスだ。」

そう語るジョナサン・アイブ氏の言葉は、今の自動車開発に対する鋭いアンチテーゼです。

フェラーリ ルーチェ が示したのは、「最新のデジタル技術を、人間の指先の感覚が喜ぶ物理パーツで包み込む」という新しいラグジュアリーの形。

画面の大きさを競うフェーズは終わり、これからは「いかに前を向いたまま、心地よく操作できるか」が評価される時代となりそうですね。

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Image:Ferrari

フェラーリ Luce の「音」へのこだわり

ちなみに、この新型EV「ルーチェ」には”まだ隠された秘密”があり、フェラーリはモーターの音を電気ギターのアンプのような仕組みで増幅し、「フェイクではない、本物の電気の鼓動」を届けるサウンドシステムを開発中(ここにもLoveFromが参画しているとなれば、相当に期待ができる)。

「静かすぎるEV」に物足りなさを感じるファンのために、ジョナサン・アイブ氏のデザインとフェラーリの官能的な音響がどう組み合わさるのか、5月のフルローンチに向けて期待が高まります。

Ferrari-Luce (2)

Image:Ferrari

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参照:Autocar

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