
Image:Tesla(X)
| 今回、テスラは以外にも「予定よりも早く」サイバーキャブの生産を実現してきた |
テスラの未来が予想よりも早く現実となる可能性が高まっており、2026年2月、テスラはギガファクトリー・テキサスにおいて、初の「サイバーキャブ(Cybercab)」のラインオフを発表しています。※株価はほぼこれに反応していない
この記事のポイント(30秒でわかる要約)
- 歴史的一歩: 2026年2月17日、ギガ・テキサスにてサイバーキャブの生産初号機がラインオフ
- マスク氏が断言: 消費者向けモデルを「2026年内」に、3万ドル(約450万円)以下で販売すると改めて確約
- MKBHDの賭け: 人気YouTuberの「2027年以前に3万ドル以下で出せたら坊主になる」という賭けがいよいよ現実に
- 未解決の壁: ハンドルもペダルもない「レベル5自動運転」専用車。NHTSA(米国運輸省道路交通安全局)の型式認定が最大の焦点
First Cybercab off the production line at Giga Texas pic.twitter.com/kY8vCqtrCA
— Tesla (@Tesla) February 17, 2026
予定より早い「ラインオフ」の衝撃
イーロン・マスクCEOの「公約」はえてして遅れがちではあるものの、今回は珍しく「2026年4月」としていたサイバーキャブの生産を前倒しにて実現させることに成功しています。
今回生産されたのはあくまでも「パイロット(試験)ビルド」と呼ばれる検証用ユニットではありますが、テスラが提唱する革新的な製造工程「アンボックスド(Unboxed)」プロセスが”すでに実稼働レベルにある”と世界に見せつけたという意味では大きな意義を持つのかもしれません。
It’s game over for all ride hailing companies pic.twitter.com/5vFPtmTsLY
— Teslaconomics (@Teslaconomics) February 17, 2026
テスラ サイバーキャブ:注目のスペックと価格
このサイバーキャブは「自動運転」の実現のみならず「低価格」という点でも注目を集めており、「中国勢に押されている」という現状を挽回する切り札であるとも目されています。
その「低コスト・高効率」は既存のモデル3やモデルYを遥かに凌ぐと言われ、現在わかっているスペックは以下の通り。
| 項目 | 詳細スペック |
| 予定販売価格 | 30,000ドル (約450万円) 以下 |
| 走行コスト | 1マイルあたり 約0.20ドル (約30円) |
| 乗車定員 | 2名 |
| インターフェース | ハンドルなし・ペダルなし (完全自律走行) |
| 充電方式 | ワイヤレス(非接触)充電 |
| ドア形状 | バタフライドア (ガルウィング風) |
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「MKBHD」の坊主頭が確定か?
このニュースに最も戦々恐々としているのは世界的なテックレビュアーのMarques Brownlee(MKBHD)かもしれません。
彼は2024年、「2027年までに3万ドル以下のサイバーキャブを顧客に届けられたら、カメラの前で坊主になる」と公言しており、イーロン・マスク氏もX(旧Twitter)上でこの賭けに触れ、「それは起こる(Gonna happen)」と余裕の返信を見せていて、つまるところ今回のパイロットビルドののち、時間を置かずに「市販バージョン」が生産されるものと考えていいのかもしれませんね。
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立ちはだかる「規制」という名の最大の壁
生産が始まったとはいえ、サイバーキャブが公道を自由に走るためには、ハードウェア以上の難問が控えており・・・。
- ハンドル(ステアリングホイール)のない車両の認定: 現行の連邦自動車安全基準(FMVSS)は「人間が運転すること」を前提としているため、テスラはNHTSAから特別な免除を受ける必要がある
- 州ごとの規制: 現在、テキサス州オースティンでは無人ロボタクシーの試験運用が進んでいるものの、これを全米に広げるには各州の許可が個別に必要
- 無人運転の責任: 万が一の事故の際、「誰が責任を負うのか」という保険制度の整備も急務となっている

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テスラがサイバーキャブを発表したのち、なぜ株価は下がったのか?そもそも販売許可を取得できない可能性が高く、認可を得たとしても年間2,500台の登録しか許されない
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結論:テスラは再び「不可能」を可能にするか
イーロン・マスク氏はかつて「サイバートラック」や「モデル3」においても、懐疑的な意見を跳ね除けて製品を世に送り出してきたという実績を持っていて、今回、わずか3万ドルで「ハンドルすらない未来の車」を個人が所有できる時代が本当に来るのであれば、それは自動車誕生以来の革命となるのかも。
早ければ2026年末、最初の顧客がそのシートに身を任せ、一度もハンドルに触れることなく目的地へ着く――そんな光景がすぐそこまで来ているのかもしれません。

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参照:Tesla(X)












