
Image:MITSUOKA
| 「ロックスター」の追加モデルはないと思われるが、ベースモデルはロードスター以外には存在しないかも |
11月に向けて展開されるであろうティーザーキャンペーンには期待である
唯一無二の独創的なパイクカー(レトロ調に改造された市販車)を手がけ、自動車ファンの心を掴んで離さない日本で9番目の自動車メーカー「光岡自動車」。
同社が2026年11月の正式発表に向け、新たなオープンスポーツカーのティザー流線スケッチを世界初公開し、そこでは「これぞミツオカ」と思わず唸ってしまうような、尖ったノーズとクラシカルな曲線が融合したシルエットを確認可能。
ここでは、この謎に包まれた新型スポーツカーについて考えてみましょう。
光岡自動車・新型オープンスポーツカーの重要ポイント
- 「ミツオカの原点」へ回帰: 2026年6月4日、光岡自動車が楽しさとワクワク感を追求した完全新型の2シーター・オープンスポーツカーの開発を公表
- 数ヶ月に及ぶティザー展開: 2026年11月の正式発表に向け、7月(第2弾)、8月(第3弾)、9月(第4弾)と段階的に情報をアンベールする予定
- ベースはやはり「ロードスター(ND)」か: スケッチで示される流麗なプロポーションから、かつて一世を風靡した「ロックスター」や「ヒミコ」の系譜を継ぐ最新パイクカーである可能性が濃厚
ベールを脱いだ新型オープンスポーツカーのシルエット
今回公開されたのは、デザイナーの青木孝憲氏(過去に「ヒミコ」や「ロックスター」を担当)のサインが入れられた、1枚のデザインスケッチで・・・。
新型車11月発表 #ミツオカ pic.twitter.com/k4UMH1uR4s
— 光岡自動車 (@mitsuokamotorjp) June 4, 2026
1960年代〜70年代のパッションを感じるスタイリング
スケッチから読み取れるのは、非常に低く構えたボンネット、鋭く尖ったフロントノーズ、そして傾斜の強いフロントウィンドウ。
サイドの抑揚あるフェンダーラインからシャープに絞り込まれたリアエンドへと繋がる造形は、モダンでありながら古き良き1960〜1970年代のクラシックカーのエッセンスを色濃く感じさせ、よく見ると丸型のヘッドライトが配置されているようなニュアンスもあり、これがフロントグリルとどう融合するのかが気になるところでもありますね。
11月発表に向けたロードマップ
光岡自動車は、今回の発表を皮切りに、夏の間に少しずつその姿を明かしていく手法をとっており、スケジュールは以下の通りとなっていますが、これだけ「大掛かり」な展開を行うということは「かなりの期待がかけられている」モデルということになりそうです。
- 2026年6月: 第1弾デザインスケッチ公開(今回)
- 2026年7月: 第2弾ティザー情報解禁
- 2026年8月: 第3弾ティザー情報解禁
- 2026年9月: 第4弾ティザー情報解禁
- 2026年11月: 世界正式発表
ミツオカの新型車:車種概要
現在、光岡自動車のラインナップにはスポーツカーが不在であり、かつて1940〜50年代の英国車(モーガンやジャガー)を彷彿とさせた「ヒミコ」や、C2コルベットをオマージュした「ロックスター」が生産終了となって以来、このセグメントの復活が待ち望まれているという状況です。
Image:Life in the FAST LANE.
マツダ・ロードスター(ND型)ベースが濃厚な理由
新型車のプロポーションは現行のマツダ・ロードスター(MX-5)のパッケージングに極めて酷似しており、これまで強固な信頼関係を築いてきたマツダとの協業であれば、信頼性の高いパワートレインやシャシーをそのまま享受できるため、今回もロードスターがベース車両になると見て間違いはないのかも(現実問題として、国産車というくくりであれば、NDロードスター以外にベースとなりそうなクルマはない)。
想定されるスペックは、ロードスターに搭載される2.0L(または1.5L)直列4気筒自然吸気エンジンをベースとし、以下のような構成が予想されます。※2Lを期待したいが、それは難しいかもしれない
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新型スポーツカー 予想スペック・仕様
- パワートレイン: 2.0L 直列4気筒 DOHC 自然吸気エンジン(ロードスター用流用の場合)
- 最高出力: 約 181 hp (184 PS)
- 最大トルク: 約 205 Nm (151 lb-ft)
- トランスミッション: 6速MT または 6速AT
- 駆動方式: FR(後輪駆動)
- 乗車定員: 2名(2シーター・オープン)
- 想定価格帯: 約 460万〜550万円前後(過去のロックスター等の価格帯より推測)
【知っておきたい豆知識】「レストモッド」と「ミツオカ」の違い
クラシックカーの見た目で中身を現代化する「レストモッド」は基本的に1点もののカスタムですが、光岡自動車のアプローチは異なっており、彼らは自動車メーカー(型式認定メーカー)として活動しているため、既存の市販車の高品質なシャシーや先進安全装備、エアコンなどの快適性をそのまま残し、外装を数百台〜数千台規模の規模で職人が手作業で仕立て直します。「現代の信頼性で、ヴィンテージの夢に乗る」ことができるのが、ミツオカ最大の強みというわけですね。
Image:Life in the FAST LANE.
競合比較と市場でのポジショニング
この新型スポーツカーが市場に投入された場合、どのような立ち位置になるのか。独自のポジションを築くミツオカではありますが、あえて比較するなら以下の視点が存在します。
- マツダ・ロードスター(ベース車): 当然ながら、最も身近な比較対象。ロードスターが「誰もが手に入れられるライトウェイトスポーツの完成形」であるのに対し、ミツオカの新型車は「圧倒的な個性を放つ、所有欲を満たすコレクターズアイテム」となる。走りの質感を担保しつつ、人とは絶対に被らないスタイルを求める層に向けられている
- アルピーヌ A110 などのヘリテージ・スポーツ: 往年の名車のデザインを現代に蘇らせたという文脈では、アルピーヌ A110なども視野に入るものの、こちらは本格的なプレミアムスポーツであり、ミツオカは「ファッショナブルで、どこか遊び心やユーモアのあるライフスタイル」を提案している点で、より趣味性の高いクローズドなコミュニティに支持されている
近年発売され、ホンダ・シビックをベースに1970年代のダッジ・チャレンジャー風に仕立てて大ヒットした「M55(エムゴーゴー)」の例を見ても、現在の市場には「あの頃の熱いデザインを、故障の心配なく日常使いしたい」という強い需要(特に40代〜60代以上のクルマ好き)があり、新型オープンスポーツも同様の熱狂を呼ぶことは確実だと思われます。
Image:Life in the FAST LANE.
結論
光岡自動車が仕掛ける2026年後半のビッグプロジェクト、「新型オープンスポーツカー」。
その美しくも攻撃的なスケッチは、かつての「ロックスター」がもたらした興奮を再び呼び覚ましてくれるもので、現代の厳格な安全基準や歩行者保護規制をクリアしながら、これほどまでに官能的でノスタルジックな外観を作り込めるのは、世界中を見渡してもミツオカ以外にないのかも。
日本国内だけでなく、海外の自動車ギークたちからも熱い視線が注がれており、続報に期待したいと思います。
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参照:MITSUOKA














