
| とにかくその展示規模は圧巻のひとこと。香港に行ったならばぜひ訪れたいものである |
いまや失われた香港を見出して「ノスタルジーに浸る」のも悪くない
さて、今回は香港歴史博物館「後編」。
全編〜中編と回を重ねるごとに現代へと近づいていますが、後編ではさらに「時間が進む」ことに。
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香港の歴史は「移動」の歴史でもある
香港は「海に囲まれている」そして「貿易の中継地点である」という立場から陸や海、空での「移動」が早くから発達した地域です。

そして「海」の分野だと九龍島と香港島をつなぐフェリーを外すことはできず、かつては複数社が存在し、しかし地下鉄や海底トンネルが完成するに際して乗客が減ってしまい、最終的には統廃合という形で「スターフェリー」へと集約されることに。

なお、船のカラーリングや、こういった「(ユニフォームとしての)セーラー服」はいまでも基本的に変わらず引き継がれていて、文字通り長きにわたって香港の象徴として機能してきたわけですね。
ただ、近年では基調な観光資源として見直されており、「移動」よりも「観光」のために乗る人が爆発的に増えていて、スターフェリー自身もこういった時代を想像することはできなかったのかもしれません。

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なお、スターフェリーとは別に「マカオ」「中国本土」とを往復する船もあり、会場交通手段が昔から多かったということがわかります。

そして陸上だと「列車」「地下鉄」等の歴史が模型とともに展示され・・・。

これは高速鉄道。

こちらも香港名物「ダブルデッカー」。

かつて英国の植民地であったことから「英国つながり」にて導入されています。

そして展示室を移動すると、なんと「実物の」トラム(路面電車)も展示されていて、こちらも新しい世代へと車両が変更になって運行している「香港の文化的遺産」。
こうやって見ると、香港は「乗り物が街の風景のひとつになっている」珍しい地域であることもわかりますね。

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実際に乗車することも可能となっていて、運転席や客室に入ることが可能です。

客室内はこんな感じ(雰囲気的には現行の車両もあまり変わっていないところが面白い)。

こちらは当時のバスや地下鉄の路線図、そしてチケットなど。

こちらは実際に使用されていた「標識」。

かつての空港の「待合室」の再現も
そして次は香港の「空」。
かつての空港の待合室を再現した展示があり・・・。

中に入るとこう。

そしてこちらは今ではすっかり見なくなった「パタパタとプレートが回転して目的地や便名、時間を表示する」サイン。

実際に稼働するもので、一定時間が経過すると自動にて表示が変わります。

ちなみにこちらは現存する「香港の歴史的建造物」とそのミニチュア。

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意外や香港の「食文化」はあまり変化していない
そして「食文化」に関する展示もあって、こちらは香港ならではの「喫茶+レストラン」的な存在の「氷室」。
現在の香港で広く見られる茶餐廳(チャーチャンテン:香港式カフェレストラン)の原型だとも言われていますが、「香港スタイルの料理と欧米スタイルの料理」をミックスして提供する飲食店だと考えるとわかりやすいかもしれません。

壁には当時のマクドナルドのメニューが貼ってあり・・・。

英国だけではなく、アメリカの文化も入ってきていたことがわかりますね。
ちなみにこの氷室は1950〜1970年代の香港によく見られたもので、しかしいま再び「レトロブーム」に乗っかる形で香港の街なかでその姿をよく見かけるようになっていて、日本で言う「純喫茶」のリバイバルのような感じだと思います。
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なお、今でも香港名物として知られる「エッグタルト」は、ポルトガル領であったマカオを経由して香港に伝わったもので、それが広く香港で食されるようになったわけですね。

香港「歴史博物館」にて撮影した動画はこちら
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