
Image:Mercedes-Benz
| 正直、この「最終エディション」にはちょっと惹かれる |
その外観はどう見ても「メーカー純正」というよりも「改造車」
「ハイパー・ホットハッチ」というカテゴリーを築き上げ、世界中のクルマ好きを魅了してきたメルセデスAMG A 45 S 4MATIC+。
その圧倒的なパフォーマンスの集大成となる特別仕様車「Final Edition」が発表されることとなり、「最終モデルにふさわしい」追加装備や専用エアロパッケージ(オプション)、イエローのコントラストが映えるスポーティなインテリアなどへと注目が集まることに。
ここでは今回発表された「Final Edition」の詳細やスペックについて見てみましょう。
【記事の要点まとめ(30秒でわかるポイント)】
- 「最強の4気筒」有終の美:量産2.0L直列4気筒ターボエンジンとして世界最高峰の421PSを誇る「A 45 S 4MATIC+」に特別仕様車「Final Edition(ファイナルエディション)」が設定され欧州にて受注開始。
- 印象的な専用デザインとエアロ:MANUFAKTURマウンテングレーマグノまたはジェットブラックのボディカラーに鮮やかなイエローアクセントや19インチ鍛造ホイール、AMGエアロダイナミクスパッケージを惜しみなく投入。
- 走りの本質は健在:0-100km/h加速3.9秒、最高速度270km/h。トルクベクタリング機構を備えた「AMG TORQUE CONTROL」搭載の4MATIC+で圧倒的な走破性を発揮。
- 時代の転換点:排ガス規制(Euro 7等)の影響に伴い、長年ホットハッチ界の頂点に君臨した「M139」エンジンモデルがいよいよ最終章へ。

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エクステリア:迫力と品格を両立した専用カラーリング
今回の「メルセデスAMG A 45 S 4MATIC+ Final Edition」は、長年アファルターバッハのエンジニアたちが磨き上げてきたテクノロジーとデザイン美学を結集した特別なパッケージを持っており、エクステリアにはマットフィニッシュの「MANUFAKTUR マウンテングレーマグノ」または「ジェットブラック(ソリッド)」の2色のボディカラーを設定。
ドアハンドルにはダーククローム仕上げが施され、代表的な特別装備は以下の通りとなっています。
- 19インチAMGクロススポーク鍛造ホイール:マットブラック塗装にイエローのAMGロゴ入り専用ホイールハブカバーを装備。
- ハイパフォーマンスブレーキシステム:ハイグロスブラック塗装のブレーキキャリパーにホワイトの「AMG」ロゴを配置。
- イエローグラフィック&アクセント:フロントドアにはホワイトの縁取りが施されたイエロー&ブラックの大判「45 S」レタリング(オプション設定)をあしらい、サイドミラーにもイエローライン入りのダイヤモンドパターンを採用。
- ダブルのナイトパッケージ:「AMGナイトパッケージ」および「AMGナイトパッケージ II」を標準装備。ラジエーターグリルのルーバーやモデルバッジ、エキゾーストエンドに至るまでダーククロームやハイグロスブラックで統一して引き締まった表情を演出。
空力性能を磨き上げる「AMGエアロダイナミクスパッケージ」
「Final Edition」には風洞実験室で鍛え上げられたAMGエアロダイナミクスパッケージがオプション設定され、見た目のレーシーさだけでなく、超高速域での走行安定性を飛躍的に高める本格的な仕様が与えられることに。
- フロントエプロン(拡大大型フロントスプリッター&エアロフリック)
- ハイグロスブラック仕上げのルーフスポイラー
- リアエプロンのエアアウトレット周囲に配されたサイドエアロエッジ
- ハイグロスブラックのディフューザーブレード
インテリア:イエローのステッチと専用エンブレムが刻む特別感
インテリアではブラックを基調としつつ、コントラストを強調するイエローのカラーリングが走りの高揚感を高めており・・・。
- AMGパフォーマンスシート:ARTICO人工皮革とMICROCUTマイクロファイバーのコンビネーション。イエローのコントラストステッチと、ヘッドレストに刺繍された「45 S」エンブレムが際立つ
- センターコンソール:「45 S Final Edition」専用エンブレムを配置し限定車としての所有欲を満たすことに
- ステアリング&トリム:ナッパレザーとMICROCUTを採用したAMGパフォーマンスステアリングにイエローのステッチ。アルミトリムにはAMGパターンと黄色いAMGロゴが入る
- 足元・ドア周り:イエローに発光するAMGロゴ入りのブラックドアシルパネル、イエローのステッチが入った専用フロアマットを装備

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メルセデスAMG A 45 S 4MATIC+ Final Edition スペック表
「Final Edition」の心臓部に鎮座するのはアファルターバッハの職人が「One Man, One Engine」の哲学のもと手作業で組み上げる2.0L直列4気筒ターボエンジン「M139」。
このエンジンは「自動車史上、量産エンジンとしては排気量あたり最高の出力を誇る」ことでも知られる名機であり、しかし今回「やむなく」規制によってそのライフが尽きてしまうということに。
パフォーマンス面でのトピックだと電子制御多板クラッチを備えた「AMG TORQUE CONTROL」が挙げられ、これはリアタイアの左右輪間で緻密にトルクを配分し、駆動力を無駄なく路面に伝えることで”サーキットから ワインディングロードまで”異次元のダイナミクスを提供するというスグレモノ。※ドリフトモードも備わる
| 項目 | スペック・詳細データ |
| エンジン | 2.0L 直列4気筒 直噴ガソリンターボ(M139型) |
| 最高出力 | 310 kW(421 PS) |
| 最大トルク | 500 Nm |
| トランスミッション | AMG SPEEDSHIFT DCT 8G(8速デュアルクラッチ) |
| 駆動方式 | パフォーマンス4MATIC+(AMG TORQUE CONTROL付全輪駆動) |
| 0-100km/h 加速 | 3.9秒 |
| 最高速度 | 270 km/h(電子制御リミッター) |
| 燃料消費率(WLTP複合) | 9.2 - 9.0 L/100 km |
| CO₂排出量(WLTP複合) | 209 - 205 g/km(排出ガス統合等級:G) |
| パッケージオプション価格(ドイツ参考) | 仕様により税別€5,105.00〜€8,480.00(エアロパッケージ等オプション装着時) |

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競合比較と市場での位置付け
コンパクトハイパフォーマンスの領域では、長年にわたりメルセデスAMG A 45 Sとアウディ RS 3 スポーツバックがライバル関係としてしのぎを削ってきたという歴史があり・・・。
- メルセデスAMG A 45 S:2.0L 直4ターボ(421PS)。世界最高の排気量あたり出力を誇り、シャープで高回転まで回るレスポンスとレーシーな足回りが特徴。
- アウディ RS 3:2.5L 直5ターボ(400PS)。伝統の5気筒エンジンによる独特の重厚なサウンドとトルクフルな加速が魅力。
どちらのブランドも排ガス規制の強化や電動化シフト(EV化)を背景としてこれらを生産終了、もしくは次世代プラットフォームへの移行を進めているという状況ではありますが、今回の「AMG A 45 S 4MATIC+ Final Edition」は、コレクターやファンにとって”ガソリンエンジン時代の「究極のコンパクトスポーツ」を”手に入れる最後のチャンスということになり、激しい争奪戦が予想されます。
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結論
「メルセデスAMG A 45 S 4MATIC+ Final Edition」の登場は、単に特別仕様車を追加したということにとどまらず、自動車史における「ハイパワー内燃機関ホットハッチ黄金期」のひとつのフィナーレを象徴する出来事です。
手作業で組み上げられる421馬力のM139エンジン、緻密にコントロールされる4WDシステム、そしてサーキット譲りのエアロダイナミクス。これらがコンパクトなハッチバックボディに凝縮された圧倒的な存在感は、今後EVシフトが進み、よりハイパワーなエレクトリックコンパクトスポーツが登場したとしても色褪せるものではなく、この「最終限定モデル」はまさに所有する喜びと走る歓びを約束してくれる特別な1台となりそうですね。
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