この頃、海外にて「アウディR8の中古がお買い得」という話をよく耳にします。
アウディR8の新車価格はV8モデルで1932万、V10モデルで2276万円。
なおランボルギーニ・ガヤルドは最終モデルで2533万円。
早速中古価格を調べてみると、年式別には下記の個体がヒットします。
まずはガヤルド(LP560-4。年式によっては市場に出ていない)。
2009年式 1820万円
2012年式 1980万円
2013年式 2198万円
という感じで、アウディ色が強まる前の前期型は下記のような相場となっています。
2008年式 1790万円
2006年式 1330万円
これを見ると、新車価格が大きく値上がりした2009年とその前の2008年モデルについて、中古相場はあまり差異がないようですね。
これを見る限りでは、ちょっとお金を出して2009年以降のモデルを購入したほうが、その後の維持費に差が出そうです(エンジン、エンジンマネジメント、クラッチの信頼性がずいぶん向上している)。
加えて、ほぼ10年以上前の2006年モデルでも1330万円という価格を維持していることを考えると(当時のガヤルドの新車価格は1800万円くらい)驚異的と言えますね。
対してアウディR8は下記の通り。
R8についてはV10モデルのみの価格を拾っています。
2010年式 1200万円
2011年式 1250万円
2012年式 1285万円
2103年式 1575万円
2104年式 1790万円
これを見ると、新車価格に対する値落ちはガヤルドに比べて大きく、ガヤルドと同じ車体とドライブトレーン、エンジンを持っていることを考えると、アウディR8の中古は非常にお買い得と言って良いかもしれません。
もう一つ言えるのは、「買って売る」ことを考えると、(ガヤルドのほうが値下がり幅が小さいので)買うとき高くても売るときも高いため、ガヤルドのほうがトータルでは損失が少ないと言えそうです。
実際にぼくもガヤルドを購入する際に資金的事情によってR8の購入も検討したのですが、残価設定ローンの最終金額(車体の残価設定金額)を見たときにガヤルドのほうが高く、そのために購入金額はガヤルドのほうが高いのに月々のローン支払額はガヤルドのほうが安くなるという奇妙な見積もりを入手しています。
なおアウディR8はV8モデルとV10モデルとの価格差が中古市場においてはかなり小さく(コンディションによっては逆転も)、ここはV10モデルを選んだほうがよさそうですね。