| チャージャーは通常の「SRTヘルキャット」でも最高速度は315km/h |
ダッジがチャージャーSRTヘルキャット・ワイドボディに「デイトナ50thアニバーサリーエディション」を追加。
これは1969年に生産され、巨大ウイング装着で有名な「チャージャー・デイトナ」へのトリビュートモデルとなり、車体後部のステッカーそしてリアウイング、サテンカーボンフィニッシュの”ワープスピード”ホイール、ブレンボ製ハイパフォーマンスブレーキシステム(フロントのみ)が特徴となっています。
ボディカラーは専用となるB5ブルー、ほかにピッチブラック、トリプルニッケル、ホワイトナックル(アメ車はボディカラー名もカッコイイ)が選択可能。
インテリアにもチャージャーSRTヘルキャット50thアニバーサリー専用の意匠が盛りだくさん
インテリアについてももちろん特別製となり、「デイトナ(DAYTONA)」刺繍入りのレザー/アルカンタラシート、スウェード巻きのステアリングホイール、ブルーのコントラストステッチ、カーボンファイバー製トリム、ダイナミカ・スウェード製ヘッドライナー、スペシャルカーペット、限定モデルであることを表すバッジ等が与えられています。
オリジナルの「チャージャー・デイトナ」はもともとレース用に作られていたということもあり、今回のチャージャーSRTヘルキャット・デイトナ50thアニバーサリー・エディションも標準モデルに比べてパワーアップが施され、その出力は727馬力(10馬力アップ)へ。
これによってこのチャージャーは「チャージャー史上、もっともパワフルな」モデルとなり、コレクターにとっては「ぜひ入手しておかねばならない」モデルになったとも言えそう。
今回のパワーアップによってどれだけのパフォーマンス向上が得られたかについての言及はなく、しかし標準モデルのチャージャーSRTヘルキャットは0−100キロ加速は3.6秒、最高速度は315km/hというスペックなので、これより「上」なのは間違いないということになりそうです。
チャージャーSRTヘルキャット50thアニバーサリーの生産台数は501台のみですが、これはインスパイア元となる1969年の「チャージャー・デイトナ」が生産された台数。
現在価格等については未公開ですが、秋には発売を開始する、とのこと。
ダッジ・チャージャー・デイトナはこんなクルマ
1969年モデルのダッジ・チャレンジャー・デイトナは、フロリダ州デイトナビーチで行われる”デイトナ500レース”参戦のためのホモロゲーション取得のために生産されており、高さ58センチ(23インチ)のリアウイングが最大の特徴。
映画「ワイルド・スピード」にもドミニクのドライブによって登場していますが、「アメリカンマッスル」を象徴するクルマの一台でもありますね。
現代においては2013年、2017年に今回と同じく「チャージャー・デイトナ」として限定モデルが発売されているものの、今年の限定モデルは「50周年」という大きな節目にも当たり、ひときわ「特別さ」が感じられるように思います。