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今アメリカではジープのカスタムがアツい!メーカー純正カスタムから1000馬力チューンのコンプリートカーまでがSEMAに登場予定

2019/11/02

| ジープはFCA内では「もっとも成功した」ブランドだと言えそうだ |

今年のSEMAではトヨタGRスープラと同じくらいのカスタムカーが出展されそうなジープ・グラディエーターとラングラー。
主にアメリカ国内からのチューナーやショップが多数のカスタムパーツ、コンプリートカーを公開することになると思われるものの、今回はジープ自らが「純正パーツで」カスタムしたラングラーそしてグラディエーターをSEMAに持ち込むと発表。

これら純正パーツは「Mopar(モパー)」を通じて購入可能ですが(購入できないものもある)、Moparとはもともと純正に飽き足らないFCA(当時だと主にダッジ)の顧客に対してカスタムパーツを提供することから始まったもので、名称の由来も「More power(モアパワー)」だと言われます。
現在ではクライスラー、ダッジ、フィアット、ジープ、ラムに対応しており、FCA傘下にあるアルファロメオには未対応なのがちょっと残念。

純正オプションで「エンジン」を売るのはモパーくらい

そんなモパーなので、提供するパーツも過激そのもの。
こんな感じで707馬力のエンジンすらも販売しています。

さあカスタム開始だ。ダッジが707馬力のエンジン単体を250万円で販売開始、なんとメーカー保証3年付

そしてモパーは今回、14台のカスタムカーをSEMAに展示するとしていますが、画像が公開されたこのラングラーもそのひとつ。
ウインチ、作業用LEDランプ、シュノーケル、チューブラードアに移設されたドアミラー、リフトアップ(2インチ)にオフロードタイヤなど、枚挙にいとまがないほどのカスタムが施されています。

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ルーフは「メッシュ」のような素材へと変更されていて、ルーフやドアを簡単に変更できるというのも、やはりラングラーやグラディエーターのように「簡単にそれらが取り外せる構造を持つクルマ」ならではですね。

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ざっとモパーのサイトを見てみると、ラングラー用(2ドア)だと2インチリフトアップキットは1,495ドル、ステアリングダンパーは188ドル、ハイパフォーマンスブレーキキットは875ドル、オフロードホイールは243ドル、スチールバンパー(フロント)は895ドル、ウインチは1,595ドル、LEDワークランプは475ドル、ロッカーパネル(レース)は679ドル、チューブドアは745ドル、といった感じ。
意外と安いという印象も受け、モパーとしては「価格を下げることで数を売りたい」と考えているのかもしれません。

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ヘネシーからはこんなグラディエーターも

そしてアメ車のカスタムに強さを発揮し、世界最速を狙うハイパーカー「ヴェノムF4」をリリースするチューニングカンパニー、ヘネシーもSEMAをターゲットにグラディエーターのカスタムカーを作成。
その名も「マキシマス(Maximus)」ですが、これは映画「グラディエーター」に登場した名将軍「マキシマス」から取ったものかも(グラディエーターつながりだけに)。

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ルックスはモパーによるカスタムより幾分地味ですが、エンジンは3.6リッターV6から6.2リッターV8へと換装され、なんと1000馬力へパワーアップ。
これはECU打ち替え、エキゾーストシステムやラジエター交換、インジェクターのアップグレードで達成されたものだとされますが、「恐ろしい数字」でもあり、これによって0-100km/h加速はなんと3.9秒に向上しています。

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ちなみにサスペンションは6インチリフトアップされ(この車高で0-100キロを3.9秒で走るとは・・・)、もちろんホイールやタイヤが変更されたばかりではなく、ドライブシャフトも変更済み。

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なお、アメリカだとグラディエーター(ノーマル)は550万円程度で購入できるそうで、しかしマキシマスの価格はなんと2500万円。
24台のみが限定生産されると言われ、この価格であってもアッサリ完売してしまいそうですね。

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