| 一応限定扱いのスペシャルモデル |
世界中でチョコチョコと報じられる人気カスタム、「サビ風/褪色風」ラッピング。※アメリカではゾンビスタイルとも言うらしい
主には個人やショップによるカスタムに採用される手法ではあるものの、今回紹介するのはなんと「正規ディーラーが、新車をサビサビ風にラッピングしてショールームに展示販売」しているケース。
これは米国サウスカロライナ州、スパータンバーグにあるクライスラーの正規ディーラー、「スパータンバーグ・クライスラー・ダッジ・ジープ・ラム」のショールームにて撮影された画像とのことですが、仕事をしている人がタンクトップを着ているなど、このカスタム以外にもフリーダムな雰囲気が感じられます。
このダッジ・チャージャーは「限定車」
そしてこのディーラーいわく、「このダッジ・チャージャーはオプションのスキャットパックを装着した、パワフル極まりないクルマで、ソンビ黙示録からそのまま出てきたかのようなスタイルが特徴だ」。
たしかにボディサイドには血痕のようなものも見え、オドロオドロしい雰囲気もありますね。
もちろんダッジ本社が企画したものではなく、このディーラーが独自に販売しているクルマだと考えられますが、なぜかダッジのウエブサイトに公開されている希望小売価格の41,740ドルよりも安い37,999ドルで販売中(在庫処分なのかもしれない)。
ちなみにこのサビはラッピングなので、簡単に剥がすことができる、とのこと。
なお、ホイールがグロスブラックなところがサビとのいいコントラストになっているようですね。
なお、ダッジ・チャレンジャーR/Tスキャットパックは6.4リッターV8エンジンを搭載し485馬力を発生。
0-100km/hを4.3秒で走り抜け、ゼロヨン12.4秒という実力の持ち主です。
世界中で「サビ」カスタムは一部で流行
なお、「サビ」カスタムで思い出すのは、先日日本でも話題になったポルシェ911。
これはCARRAPというショップが施工したもので、このほかに同様のテクスチャを用いたプリウスも話題になっていますね。
そしてこちらは中国にてカスタムされたジープ・ラングラー。
サビだけではなく、各部パーツがアンティーク調に変更されているというこだわり仕様(中国にもここまでアツいチューナーがいたとは!)。
こちらは欧州から、「褪色やスクラッチ風」加工がラッピングにて施されたポルシェ911。
サビとはちょっと異なるものの、「年月を経た」仮想カスタムという意味では同じ分類になるかと思われます。