| クラシックカーにはゴツい革がよく似合う |
ブルガリアを拠点に活動し、BMW、メルセデス・ベンツ、ポルシェ、アウディ、ランボルギーニといった欧州車を中心にカスタムを行うVilner(ヴィルナー)ですが、現行モデルだけではなくクラシックカー、ネオクラシックも多く手がけています。
今回はコルベット、ジャガー、モーガンといったクラシックモデルたちの内装カスタムを見てみましょう。
スティングレー=エイっぽい革も使用
このコルベット(C3)に使用されるのはかなり厚みのある革、そしてエイの革のようなざらついた皮革。
こちらはルーフ内張りですが、かなり斬新なデザインを持っています。
ルーフは常に目に入る部分でもあるだけに、運転が楽しくなりそうですね。
細かいところにまで注意が払われているのもこのコルベットの特徴。
ウインカーなどのレバーのシャフト部分にも革が巻かれています。
なお、レザーの「ゴツさ」にあわせてか、ステッチに使用される糸も「太い」ようですね(しかも綿糸を使用しているのでクラシックな雰囲気も)。
インナードアハンドルもレザー仕上げ。
中央をつまんで縫うのはルーフと同じ意匠ですね。
ハンドル周辺に飾りステッチがあるのも秀逸。
シートやドアインナーパネルの一部に用いられるのは独特の柄が入ったブラックレザー。
「Corvette」「Stingray」の文字とともに、レーザー加工にて再現されたものと思われますが、クラシックカーにこういった最新の手法を用いるのはなかなかに「粋」だと思います。
シートのサイドなど、摩擦が生じやすい部分にも補強を兼ねた飾りステッチ。
シート自体はこんな感じ。
白黒のコントラストが印象的ですが、ブラックレザーには凹凸のあるもの、ホワイトレザーはスムース仕上げとなっており、質感でのコントラストも楽しめます。
ドア内張りにもルーフ同様、斬新な切り返しが。
なお車体はこんな感じ。
インテリアに負けず劣らずハードな印象がありますね。
英国車のカスタムも負けてはいない
こちらは「Morgan(モーガン) Plus 8 35th Anniversary」。
内装がヴィンテージ調レザーに張り替えられ、重厚な高級感が演出されています。
レザーのカラーはダッシュボードやステアリングホイールのウッドとよくマッチ。
ステッチのカラーは部位によって使い分けられ、ダイヤモンドステッチはレザー同色、そしてダイヤモンドステッチ以外の部分はメーターカラー同様のアイボリー。
この辺のセンスの良さには脱帽で、経験が生かされているところと言えそう。
部位によっては「ベースボール」っぽいステッチも。
ジャガーはやはりエレガント
ゴツいレザーを使用した重厚なインテリアに対し、このジャガーXJSコンバーチブルの内装はエレガントそのもの。
ダッシュボード上部はタンレザー、そしてその「下」とドアはアイボリー。
フロアカーペットはなんと「真紅」という、ジャガーにしか似合わないであろうという組み合わせですね。
ヘッドレストにはジャガーのエンボス。
シートにはダッシュボードと同じカラーのパイピング、そしてマットにはシートと同じカラーのパイピング。
VIA:Vilner