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コルベット史上最速、4WD、ハイブリッド、9cmワイドな「E-Ray」発表!モーターのみでの走行も可能、ただしその場合は史上初の「前輪駆動コルベット」に

コルベット史上最速、4WD、ハイブリッド、9cmワイドな「E-Ray」発表!モーターのみでの走行も可能、ただしその場合は史上初の「前輪駆動コルベット」に

| ハイブリッドシステムはコンパクトかつ軽量に、そして価格も抑えめ |

装備も充実、超速かつ快適なグランドツアラー

さて、シボレーが「ベースモデルのコルベット」「コルベットZ06」に次ぐ3つ目の新しいコルベット、「コルベットE-ray」を発表。

これは初の電動化されたコルベットであり、かつ4WDそして量産型コルベット史上では最速の加速を誇ることが特徴です。

フロントには160馬力を発生するエレクトリックモーター、リアには6.2リッターV8エンジン(495馬力)を搭載してシステム合計で655馬力を発生し、0-96km/h加速は2.5秒、ゼロヨン(1/4マイル)タイムは10.5秒(終速は209km/h)というパフォーマンスを誇ります。

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コルベットE-Rayはどういったポジションに位置するのか

なお、Z06は「サーキット志向のコーナリング特化型」、そしてこのE-Rayは「全天候型グランドツアラー」ということになりそうで、出力だとZ06のほうが15馬力高く、そしてコーナリング時には1.22Gまで耐えることができ、しかしE-Rayは1.1G(これでも尋常ならざる数値である)。

ただし加速においては上述の通りE-Rayのほうが速く、そしてもちろん経済性(燃費)もE-Rayのほうがずっと優れるものと思われます。

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ボディサイズについても(E-Rayは)ほかのコルベットと相違があり、雰囲気的にはZ06よりもベースモデルのコルベットに近く、しかしボディはなんと9.1センチもワイド化されています(エレクトリックコンポーネントを納めたり、4WD化したためだと思われる)。

搭載されるエンジンは同じV8であっても、Z06の「フラットプレーンクランク(5.5リッターV8)」ではなく”通常の”6.2リッターV8(LT2)なので、ここを見てもZ06とは異なるライン上にあるクルマということがわかりますね。

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なお、搭載されるエレクトリックモーターはフロントに「1つ」のみであり、これはホンダNSXやフェラーリSF90の「フロントに2つ、リア(トランスミッション)に1つ」という3モーターとは大きく異なりますが、これはコストや重量との兼ね合いなのかもしれません。

特筆すべきは、このエレクトリックモーターのみでの走行が可能ということであり、もちろんこの場合は「FF」ということになるものの、時速72キロまでの速度で走行でき、ただしシボレーによれば、これは「近隣に迷惑をかけたくないときなどに」使用するモードなのだそう(ステルスモードと命名されている)。

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そして注意を要するのは、コルベットE-RayはPHEVではなく、つまりフェラーリ296GTB/GTSやマクラーレン・アルトゥーラとは異なるということで、回生ブレーキやエンジンが発生するパワーをもってバッテリー(1.9kWhなのでかなりコンパクト)へと充電を行うということになりますね。

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もちろん、こういったシンプルな構成によって構造をシンプルにすることができ、エレクトリックモーターとバッテリーを追加したにもかかわらずフロントコンパートメントの容量はわずか2リットル減少したのみにとどまり、かつ車体重量も1,712kgに収まっています(コルベットが1,530kg、コルベットZ06では1,561kg)。

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新型シボレー・コルベットE-Rayにはこんな装備が与えられている

そして新型コルベットE-Rayは装備も充実しており、マグネティックライドコントロール4.0サスペンションシステム、その速度や重量に対応するためのブレンボ製カーボンセラミックブレーキ、フロント20インチとリア21インチサイズのホイールとタイヤ(ミシュラン・パイロット・スポーツ)が標準にて装着されています。

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ボディカラーは、新色のリプタイドブルー、シーウルフグレー、カクティを含む14色から選択でき、カーボンフラッシュバッジを標準装備するほか、カーボン製のグランドエフェクトキット(エアロパーツ)、E-Ray専用ボディストライプ(エレクトリックブルー)、ブラックテールパイプとブライトバッジをオプション設定しており、アルミホイールは4種類から選択できる、とのこと。

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なお、シボレーはこのE-Rayの発表にあわせて2024年型コルベット全車に最新のドライバーアシストテクノロジーを搭載すると発表し、レーンキープアシスト、前方衝突警告、自動緊急ブレーキ等が装備されるもよう。

このコルベットE-Rayについては今年後半に発売される予定だとアナウンスされており(正確な日付は現在未発表)、価格について1LZクーペが104,295ドルから、1LZコンバーチブルが111,295ドルからと公開されています。

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現時点では日本への導入などはわからないものの、GMは比較的日本での展開に熱心であり、よってこのコルベットE-Rayの正規輸入も望めるかかもしれません。

ただし価格については、ベースグレードのコルベット例を見ても分かる通り、本国価格からは「かなり」高くなるであろうことも容易に想像可能です。

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新型シボレー・コルベットE-Rayのプロモーション動画はこちら

参照:Chevrolet

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