フォードGTが「アメリカのニュル」で史上3番めに速い車に
フォードGTが「アメリカのニュルブルクリンク」と呼ばれるヴァージニア・インターナショナル・スピードウェイ(Virginia International Speedway)にて2:43,32を記録した模様。
数字を言われてもピンと来ませんが、これはテストを行ったカー・アンド・ドライバー誌の経験上「最も速いタイム」。
ヴァージニア・インターナショナル・スピードウェイにとっても(市販車では)歴代三位のタイムとなるそうで、これよりも速い車はシボレー・コルベットZ06(4:41,32)とダッジ・ヴァイパーACR(2:40,02)のみ。
6気筒エンジン搭載車では最速
さらに驚くのはフォードGTのタイムがポルシェ918スパイダーの2:43,10、メルセデスAMG GT Rの4:43,40よりも速いこと。
加えてフォードGTはこのサーキットにおいて「過去に二番目に速い速度(時速263.3キロ)」も記録(一番はポルシェ918スパイダー)。
その他の記録としては「カー・アンド・ドライバー」がテストした中で「最も速い6気筒エンジン搭載車」となったこと、サーキットにおいても「ベスト5に唯一入った6気筒エンジン搭載車」というものも同時に樹立(フォードGTの次に速い6気筒エンジン搭載車はポルシェ911ターボSで、このタイムは2:46,80)。
なおフォードGTは当初500台の限定販売とされ(その後1000台に増枠された)、その当選倍率は30倍以上。
多くの人が選に漏れることとなっていますが、当選した人々が有名人ばかりであったことが批判の的に。
なお、フォードGTが納車された後に転売した、プロレスラーのジョン・シナ氏はフォードから「不当に利益を得た」として訴訟を起こされていますね。
フォードGTの車体はカーボンファイバー製バスタブシャシーを採用し、エンジンは3.5リッター”エコブースト”。
出力は647馬力、車体重量は1385キロ、最高速度は時速347キロ(最高速アタック用”V-MAXモードがある)”というスペックを誇ります。
このヴァージニア・インターナショナル・スピードウエイの他、フォードによってCalabogie Motorsports Parkへと持ち込まれ、ここでのラップタイムはマクラーレン675LTの2:10.8、フェラーリ458の2:12.9よりも速い2:09.8を記録した、とも公表済み。
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