
| エンツォ・フェラーリ博物館では「年に1回」展示が変わる |
その展示が変わる起点は「エンツォ・フェラーリの誕生日」である
フェラーリの聖地、モデナにあるエンツォ・フェラーリ美術館(Museo Enzo Ferrari)にて音楽界のレジェンドたちと跳ね馬の深い絆を祝う特別な展覧会が幕を開けることに。
マイルス・デイヴィスからエリック・クラプトン、そして現代のヒップホップシーンを牽引するスウィズ・ビーツまで。
時代を彩ったスターたちがなぜフェラーリに魅了されてきたのか、その歴史を五感で体験できる空間となっています。
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この記事のポイント(30秒でわかる要約)
- コンセプト: 音楽界の巨匠(レジェンド)たちとフェラーリの数十年にわたる関係を祝う新エキシビション
- 豪華な展示車両: ニック・メイスンの250 GTOやエリック・クラプトンの特注車SP12など、歴史的価値の高い名車が勢揃い
- 没入型体験: 未公開写真や専用ポッドキャストを通じ、音と視覚でアーティストの情熱を追体験
- 開催期間: イタリア・モデナのエンツォ・フェラーリ美術館にて、2027年2月16日まで開催中
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なぜ天才ミュージシャンはフェラーリを選ぶのか?
マイルス・デイヴィスが愛した「275 GTB/4」、ジョン・レノンが初めて購入した「330 GT 2+2」。
音楽の歴史を動かしてきた天才たちの傍らには常にフェラーリの姿があり、モデナのエンツォ・フェラーリ美術館にて開催中の「The Greatest Hits – Music Legends and their Ferraris」は「フェラーリがどのようにして各時代の音楽的アイデンティティや文化的瞬間と交差してきたのか」を解き明かす、壮大なドキュメンタリー空間となっています。
展示されている「伝説の一台」たち
美術館の真っ白でモダンな空間に並ぶのは、並外れた経歴(プロヴェナンス)を持つ車両ばかり。
| 展示車両 | オーナー / 元オーナー | 特徴 |
| 250 GTO | ニック・メイスン (Pink Floyd) | 自動車史上最も価値があると言われる伝説の1台。しかし彼は「クルマ投資ではなく、走らせるためのもの」として今もサーキットなどで走らせている |
| 250 GT Lusso | ヘルベルト・フォン・カラヤン | 「帝王」と呼ばれた指揮者が愛した気品溢れるモデル |
| SP12 EC | エリック・クラプトン | 512 BBをモチーフに特注された、世界に1台のワンオフモデル(458イタリアベース)。 ジョージ・ハリスンが乗ってきたフェラーリを見て一目惚れしたことからフェラーリ道へ |
| 512 TR | J・バルヴィン | 現代のラテン・ポップスターが所有するテスタロッサの進化形 |
| SF90 XX Stradale | スウィズ・ビーツ | 音楽プロデューサーが選んだ、公道走行可能なサーキット専用車 |
| ラフェラーリ | ジェイ・ケイ | ジャミロクワイのフロントマン、ジェイ・ケイがオーダーした1台。「あえて」フェラーリらしくないシグナルグリーンが特徴的 |
なお、展示内容は「随時」入れ替えられるものと思われ、今後は上記以外の「ミュージシャンが愛したフェラーリ」が登場する可能性も。
このほかフェラーリを所有していたことで知られるミュージシャンとしてはエルトン・ジョン(ナンバーーワンヒットを飛ばした直後にフェラーリを購入)、ロッド・スチュワート、キース・リチャーズ(全米ツアー中、ディーノに乗って開催地に向かった)、クリス・レアなど。
参考までに、マイルス・デイヴィスの名盤『Miles Smiles』のインスピレーションはフェラーリを運転している時に得られたという説もありますね。
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五感で楽しむ没入型の演出
今回の展覧会を特別なものにしているのは、充実したオーディオ・ビジュアルコンテンツだといい・・・。
1. オリジナルポッドキャスト
イタリアの著名なジャーナリスト、フェデリコ・ブッファ氏による限定ポッドキャストが用意され、そのクルマが選ばれた”裏側にあるストーリー”や、アーティストの輝かしいキャリア、そして跳ね馬への情熱がどのように絡み合っているのかを深く掘り下げる内容に
2. 貴重なアーカイブ資料
過去から現代に至るまでの未公開写真や映像が展示を彩り、それぞれのクルマが製造された時代の空気感を感じつつ、展示車両を眺めることが可能となっている
2027年まで続く、モデナの新たな目玉
「The Greatest Hits」は、フェラーリスタのみならず音楽ファンにとっても見逃せない内容となっており、フェラーリというブランドが単なる工業製品を超え、インスピレーションを刺激する「楽器」や「アート」としての存在であることがこの展示を通じて証明されているのかもしれません。
開催期間は2027年2月16日までとなっており、イタリア旅行を計画しているのであれば、ぜひモデナまで足を延ばし、音楽とエンジン音が織りなす究極のハーモニーを体感してみるのもいいかもしれませんね。
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参照:Ferrari













