| フォードの役員専用カラー? |
フォードがワンオフの「フォードGT LM GTE」と同じカラーのフォードGTをラインオフ。
フォードGTは基本ボディカラー8色、ストライプ8色から選択でき、その他様々なオプションにてカスタマイズできるものの、この「レースカーと同じレッド/ホワイト/ブルーのカラー」はフォード関係者しか購入できない、とのこと。
フォードでも上層部のみが購入可能
なおフォードGTは「ベース」状態でも5000万円なので、いかにフォードの従業員がこのカラーを選択可能といえどおいそれと注文できる車ではなく、そもそもフォードGTは250台/年のみの限定生産であり、そして全ての生産台数について「販売者は決定済み」。
よってフォードでも役員クラスしかこの車を購入できないということになりますが、創業者一族のビル・フォード氏、マツダの社長も努めたマーク・フィールズ氏(退任済み?)、ジム・ハケット氏あたりがこの車のオーナーではないかと言われています。
フォードGTを巡っては、最近プロレスラーのジョン・シナ氏が納車されたばかりのフォードGTを転売してフォードから訴訟を起こされているものの、当のジョン・シナ氏は「契約書には転売するなとは書いていなかった」と主張しており、こちらは泥沼化しそうな勢い。
フォードGTのパフォーマンスは当然ながら非常に高いレベルにあり、「アメリカのニュルブルクリンク」とも言われる過酷なサーキット、ヴァージニア・インターナショナル・レースウェイ(VIR)にてポルシェ918スパイダーよりも速いタイムを記録。
その後にコルベットZR1に記録を書き換えられていますが、フォードは「サーキットのタイムに意味はない」としてコルベットには応戦しないようですね。
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