>フォード(FORD)

シェルビーが放つ究極のマスタング。 850馬力版のワイドボディ「スーパー・スネーク-R」発表、ただしお値段「3300万円」。マスタングもここまで来たか

シェルビーが放つ究極のマスタング。 850馬力版のワイドボディ「スーパー・スネーク-R」発表、ただしお値段「3300万円」。マスタングもここまで来たか

| 伝説のスーパー・スネークに最強の「R」が加わる |

「シェルビー」の名は伊達ではない

シェルビー・アメリカンが伝説の「スーパー・スネーク」にトラック志向の限定モデル「2026年型シェルビー・スーパー・スネーク-R」を追加すると発表。

このシェルビー・スーパー・スネーク-RはS650型マスタングをベースとしており、これまでのスーパー・スネークシリーズの中で最もアグレッシブなモデルです。

なお、シェルビー・アメリカンとフォードは「別会社」ではありますが、1960年代のル・マン24時間にまで遡ることができる提携関係によって「非常に密接な結びつき」を持っています。

現在だとシェルビー・アメリカンはフォードのハイパフォーマンスモデルの開発において重要な役割を担っており、フォードは「シェルビー」の名において”シェルビー・マスタング”の生産を行っていますが、一方のシェルビー・アメリカンはフォードの既存モデルをベースに、エンジンや足回り、内外装に独自のチューニングを施した”さらに高性能な”コンプリートカーを製造・販売しており、今回の「シェルビー・スーパー・スネーク-R」はフォードではなく「シェルビー・アメリカン」から発売されるほうのクルマです。

4


パフォーマンスを追求した徹底的なチューニング

スーパー・スネーク-Rには、カーボンファイバー製のフロントフェンダー、ボンネットベント、フロントスプリッター、ロッカーウィッカー、リアウィング、ローディフューザーを含むワイドボディキットが装着されており、足元には、リアに13インチ幅(13J)の極太リムを持つ20インチのマグネシウム合金ホイールが装着され、その圧倒的な存在感を際立たせることに。

1

心臓部:850馬力のスーパーチャージドV8

ボンネットの下には、スーパーチャージド5.0リッターV8エンジンが鎮座し、850馬力以上のパワーを叩き出しますが、このエンジンには6速マニュアルまたは10速オートマチックトランスミッションが組み合わされます(この出力を持つエンジンとマニュアル・トランスミッションとの組み合わせは貴重である)。

5

また、スーパー・スネーク-Rはサスペンションも強化されており、フルアジャスタブル・コイルオーバー、金属製球面ベアリング、リアハーネスストラットバーが装備され、サーキットでのパフォーマンスを最大限に引き出すように設計されているようですね。

2


販売情報と価格

2026年型シェルビー・スーパー・スネーク-Rの価格は224,995ドル(現在の為替レートだと約3300万円)からに設定されていますが、この価格には、ベース車両であるマスタング・ダークホースの費用が含まれています。

なお、マスタングGTDはニュルブルクリンクにて「はじめて7分を切ったアメ車」となり、同時にアメ車最速の座を獲得したものの、その数カ月後にはシボレー・コルベットZR1とZR1Xがこの記録を破ってしまい、現在はあっという間に「アメ車では3番手」の地位に甘んじています。

フォード・マスタングGTDがニュルブルクリンクに再挑戦、5.5秒もタイムを短縮し6分52秒072を記録、「圧倒的アメリカ車最速王」に【動画】
フォード・マスタングGTDがニュルブルクリンクに再挑戦、5.5秒もタイムを短縮し6分52秒072を記録、「圧倒的アメリカ車最速王」に【動画】

Image:Ford | フォード・マスタングGTDが“6分台”を大幅更新、その裏側に迫る | 前回の記録挑戦医には「天候」に悩まされる フォードが再び「グリーン・ヘル」ことドイツ・ニュルブルクリンク ...

続きを見る

もしもこのシェルビー・スーパー・スネーク-Rがニュルブルクリンクに挑戦したとしても、「自動車メーカーによる市販車」とはいいがたく、よってコルベットZR1 / ZR1Xを打ち破ったといえども「アメ車最速」とは言い難いとは認識しているものの、「いったいどれくらいで走れるのか」には興味があるところです。

シボレー・コルベットZR1Xがニュルで6分49秒を記録、米国車として史上最速タイムに。マスタングの天下は短期で終了【動画】
シボレー・コルベットZR1Xがニュルで6分49秒を記録、米国車として史上最速タイムに。マスタングの天下は短期で終了【動画】

Image:Chevrolet | アメリカ車最速。シボレー・コルベットZR1Xがニュルブルクリンクで6分49秒をマーク | プロドライバーではなく「GMエンジニア」自らの挑戦 全長20.8km、通称 ...

続きを見る

3

見るからにダークヒーロー!フォードがマスタング史上もっともサーキット走行に特化した「マスタング・ダークホース」発表
見るからにダークヒーロー!フォードがマスタング史上もっともサーキット走行に特化した「マスタング・ダークホース」発表。今日はマスタング祭だな・・・

| フォードは電動化を進める一方、ガソリン車にはこれまで以上に注力 | ダッジがチャレンジャーの生産を今年で終了する今、「鬼のいぬ間に」攻勢をかける さて、フォードはデトロイト・モーターショーにて新型 ...

続きを見る

合わせて読みたい、マスタング関連投稿

フォードはマスタングの「4ドア」「オフローダー」を計画中?ボクは楽しくスポーティーなクルマであれば「マスタング」を名乗っても違和感は無いと考えている
フォードはマスタングの「4ドア」「オフローダー」を計画中?ボクは楽しくスポーティーなクルマであれば「マスタング」を名乗っても違和感は無いと考えている

Image:Ford | 実際のところポルシェ911ダカール、ランボルギーニ・ウラカン・ステラートも「非常に成功した例」となっている | 現代ではボディ形状とパフォーマンスとの「セオリー」が崩れ去って ...

続きを見る

1,400台の生産台数に対し7,500人もの購入希望者が殺到したフォード・マスタングGTD。オーナーは購入時に機密契約を締結し、納車から2年間は「転売禁止」
1,400台の生産台数に対し7,500人もの購入希望者が殺到したフォード・マスタングGTD。オーナーは購入時に機密契約を締結し、納車から2年間は「転売禁止」

Image:Ford | そしておそらくその「2年間」にハングリーマーケットが形成される | よって2年経過直後はとんでもない価格にて取引されることとなるであろう さて、フォード史上「もっとも速くニュ ...

続きを見る

フォードに大きな転換期が訪れる。電動版マスタング「マッハE」の販売台数がガソリン版マスタングをはじめて超え、その他の電動車がフォードの成長を支える
フォードに大きな転換期が訪れる。電動版マスタング「マッハE」の販売台数がガソリン版マスタングをはじめて超え、その他の電動車がフォードの成長を支える

Image:Ford | マスタング「マッハE」が発売された当初は純粋主義者からの強い批判を浴びたものだが | いまではそのマスタング・マッハEがフォードの電動化計画を支えることに さて、2024年は ...

続きを見る

参照:Shelby American

この記事が気に入ったら
いいね ! しよう

->フォード(FORD)
-, , , , , , , ,