| オペルはこのマンタ GSe エレクトロモッドのほかにも、過去のクルマを復活させる計画を持つようだ |
現時点では市販化の予定はなく、しかし市販を望む声も多いはずだ
さて、オペルが先日予告していた「マンタ」のレストモッドを公開。
これは初代マンタAの車体を使用し、もともと積まれる4気筒ガソリンエンジンをエレクトリックモーターへと入れ替えるというものですが、オペルはこれを「エレクトロモッド」と呼んでいます。
結果として145馬力のモーターが後輪を駆動するという「マンタ市場最強」モデルが誕生することとなっていますが、ここでその内容を見てみましょう。
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電動ながらも「ギア付き」
このオペル・マンタ GSe エレクトロモッドの一つの特徴のひとつは、初代同様に「4速トランスミッション」を備えること。
つまりマニュアル・トランスミッションを駆使して運転を楽しめるということになり、バッテリーサイズは31kWh、一回の充電あたり航続可能距離は約200キロだと公表されています。
そして外観上の特徴だと、この「ピクセルバイザー」が挙げられます。
デイタイムランニングランプは最新の(市販)オペル同様の発光グラフィックを持ちますが、このオペル・マンタ GSe エレクトロモッドでは、グリル内に様々な情報(たとえば"My German heart has been ELEKTRified. "など)を表示可能。
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ボディカラーには鮮やかなネオンイエローを採用しますが、これは当時のオペル・マンタをイメージしたものだと思われます。
ホイールは17インチサイズにアップされ、そのためホイールアーチは新しい形状に。
「MANTA」は新ロゴを採用。
オペル・マンタ GSe エレクトロモッドのインテリアはこうなっている
そしてこちらはオペル・マンタ GSe エレクトロモッドのインテリア。
外装同様にレトロとモダンとが同居するデザインですね。
モニターは「デュアル」。
ステアリングホイールもレトロ仕様ですが、センターマークが入るなど(シート同様に)レーシーなデザインも。
なお、右側のモニターにはイエローのマンタが表示され、キーホルダーにもマンタがあしらわれるなど、けっこうなこだわりも見て取ることができます。
オペルは「GSe」をサブブランド化?
オペルはエレクトリックブランドとしてGSeをサブブランド化するというウワサもあり、つまりメルセデス・ベンツ「EQ」やフォルクスワーゲン「ID」のようなイメージになるのだと思われますが、現時点だと、このオペル・マンタ GSe エレクトロモッドは完全なるワンオフにとどまり、市販予定は「無し」。
ただし今後はオペルの歴史上、アイコニックなクルマを、マンタ GSe エレクトロモッドのような形で「(ワンオフながらも)現代風に蘇らせる」計画があるといい、その反響次第では市販化を望めるのかもしれません(ぼくとしては、ティグラとカリブラの復活を希望)。
オペル・マンタ GSe エレクトロモッドのプロモーション動画はこちら
参照:Opel