| これだけ盛大にイベントを行うからには、なんらかの重大発表があるのかも |
サイバートラック、ロードスターに関する情報を期待したいところだが
さて、テスラは先日「セミ(トラック)」の納車を12月に行うと発表していますが、今回その「納車ライブイベントを12月1日に行う」とコメント。
この顧客第一号はペプシだとみられており、わざわざイベントを開催するからにはなんらかのサプライズも期待できるのかもしれません。
ちなみにこのイベントに参加するには株主としての資格が必要だそうで、テスラのIRサイトにて株主としての確認を行い、1株=1口という抽選権を得られるとしています(7月に開始された、テスラの株主優遇プログラムの一環らしい)。
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テスラが12月1日にセミ(トラック)の納車を開始すると発表!顧客第一号はペプシだとされ、もしペプシが宣伝効果を狙ったのなら非常に賢いやり方だと思う
| おそらく当面の間これを見た人はSNS等に投稿するはずで、ちょっと間はペプシのロゴがネット上にあふれるのかも | なお、現時点ではセミの情報はほとんど公開されていない さて、テスラが発表し、しかしま ...
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現在、イベントの内容については非公開
なお、今のところこのイベントについては詳細のアナウンスが行われたわけではありませんが、おそらくここではセミのスペック、価格等について何らかの言及があるものと思われ、もし魅力のある内容であれば大口注文が入る可能性も。
もちろんこれを個人で購入する人はいないものと思われ、よって企業が購入することになるわけですが、テスラ・セミを導入したとなると宣伝効果を得られることは間違いなく、多少割高であってもセミの購入を検討する企業も少なくはないのかもしれません。
テスラはこのセミを2017年に発売していますが、もともとの発売予定は2019年であり、つまり現時点で「3年遅れ」。
こういった遅れ自体はテスラにとって珍しくはなく、しかしここから一気に流れを変えるため「ロードスター」「サイバートラック」の情報が今回の納車イベントにてリリースされるのを期待したいところですね。
テスラはまた新たな訴訟に悩まされる
テスラは常にとんでもない数の訴訟を抱えていますが、テスラは「訴訟に絶対に負けない」ことでも知られます。
そして今回報じられているのが「新たなる訴訟」で、これはテキサス州オースティンにあるギガファクトリーの建設に従事した建設労働者が、テスラに対して訴えを起こしたもの。
報道によれば、この労働者は、同僚とともに、電線が水没した製造現場で働くよう指示され、「(感電による)死を意識した」とされています。
そのほか同僚が現場で腕を骨折した後に装具をつけてすぐに現場に戻されたという主張や、夜間に照明のない金属工場の屋根の上や、防護マスクがないにもかかわらず煙を吹き上げるタービンの上で作業するよう指示されたといった申立も。
この労働者によれば「毎日、安全上の問題が起きていた」としており、労働安全衛生局に提出した訴状によると、受けたことのない必須トレーニングの修了証を偽造されたこと、昨年の感謝祭に働く際に約束された2倍のボーナスを受け取っていないという内容も記載されているそうで、一気に労働者の不満が噴出したということになりそう。
さらに弁護士によれば「テスラは、全員が一日の終わりに怪我をすることなく、支払うべきお金をすべてポケットに入れて帰宅できるようにするために権力を行使することに関心がなかった」とも述べており、ほかにも声をあげる労働者がいれば、けっこう大きな問題となるのかもしれません。
なお、テスラはこういった訴訟が起きた場合は「お金で解決する」とされており、労働者もそれを狙っての訴訟かもしれませんが、もしかすると弁護士もそのために労働者を「けしかけて」いるのかもしれませんね。
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参照:The Guardian,etc.