| やはりエレクトリックハイパーカーの威力は凄まじかった |
そのうち、あらゆる面においてEVがガソリン車を凌駕する時代がやってくるだろう
さて、リマック・ネヴェーラは「EV最速」「0-100km/h最速」「ゼロヨン最速」という記録を樹立していますが、今回さらに「23もの」記録を更新したと発表。
それぞれを挙げるとキリがないので、その一部を見てみると「時速60マイルまでの加速(1.74秒)」「時速124マイルまでの加速(4.42秒)」、「時速249マイルまでの加速(21.32秒)」「1/4マイル(ゼロヨン)8.26秒※ピニンファリーナ・バッティスタの記録を書き換え」、「スタンディングマイルのタイム20.62秒」など。
そしてこれらの記録を更新したのは一つのチャレンジの最中だったといい、つまりその「ついで」に22もの新記録を量産してしまったわけですね。
リマック・ネヴェーラはケーニグセグの「0km/h-400km/h-0km/h」記録を更新
そしてその一つのチャレンジとは「0km/h-400km/h-0km/h」タイム。
これは停止状態から時速400キロまで加速し、そこから急制動をかけて停止するまでの時間を測るもので、もともとはブガッティがシロンにて挑戦したことから確立されたひとつの指標となっています。
ただ、時速400キロに到達する必要があるので、そもそもチャレンジできるクルマ自体が限られているわけですが、まず2017年9月にブガッティがシロンを用いて「41.96秒」という記録を打ち立てます。
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しかしながらその後一ヶ月も経たないうちにケーニグセグがアゲーラRSにて「36.44秒」という驚きのタイムを叩き出してシロンの記録をあっさり破ってしまうことに。
なお、ブガッティはそれまで「世界記録」を重視していたブランドではあったものの、あまりにあっさりと、ほぼ何の準備もしていないかったケーニグセグに記録を破られたショックからか「今後もう記録には挑戦しない」という公式コメントを出すことに(のちにシロン・スーパースポーツ300+で最高速に挑戦するが、これはギネスに申請しておらず、最後の挑戦だとアナウンスされている)。
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そして驚くべきことに、ケーニグセグはさらにレゲーラにて同じ挑戦を行い、自身の記録を31.49秒にまで短縮することに成功しています。
リマック・ネヴェーラは30秒の壁を破る
そして今回リマック・ネヴェーラが記録したのは29.94秒という数字であり、この挑戦を行った場所はATP(Automotive Testing Papenburg / オートモーティブ・テスティング・パペンブルク)。
ちなみにですが、現在リマックはブガッティを参加に収めて「ブガッティ・リマック」社を設立しており、いわば今回の挑戦はブガッティの敵討ちのようなものであったのかもしれません(そして見事達成した)。
ただ、これをケーニグセグが見過ごすはずはなく、おそらくはジェスコにてまたまた記録を短縮することになりそうですね。
そして現在の「ブガッティ・リマック」は、今までの「ブガッティ」とは組織そしてCEOも異なるため、かつてのブガッティが宣言した「記録更新にこだわらない」という発言を撤回し、メイト・リマックCEOのもとで”(新生ブガッティが)あらゆる記録”の書き換えに着手する可能性もありそうです。
ちなみに今回の挑戦に使用したリマック・ネヴェーラのカラーリングは、リマックCEO、メイト・リマック氏がかつて愛用していたBMW M3(E30)へのオマージュ。
メイト・リマック氏はかつてM3にてレースに参戦していたものの、エンジンが壊れてしまい、そこでガソリンエンジンをエレクトリックパワートレインに置き換えることを思いつき、試行錯誤を経て「ガソリンエンジンを超える」エレクトリックパワートレインの開発に成功したという経緯を持っています。
ちなみにこちらがそのメイト・リマック氏が乗っていたBMW M3。
リマック・ネヴェーラが驚異の記録を達成する動画はこちら
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