| もし約束したパフォーマンスを実現できれば一気に世界をひっくり返すことになりそうだ |
サイバートラックを優先したがためにロードスターの発売が遅れたとも言われていたが
さて、テスラは昨日2024年第2四半期の決算内容を発表していますが、そこでは販売台数や利益のほかにも興味深い事実が語られており、それは「新型ロードスターが来年発表される」というもの。
この新型ロードスターは2017年に発表されていて、2019年に発売されると言われていたものの、サイバートラック同様に延期に次ぐ延期となっていて、結果的には今の今まで発売されず。
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新型テスラ・ロードスターは今年発売という話もあったが
なお、昨年末にサイバートラックが(4年の歳月を経て)発売された際、イーロン・マスクCEOは来年(2024年)末に新型ロードスターを発売するとコメントしたことがあり、よって今回の発表は事実上の「発売延期宣言」ということに。
さらにはモデル3発売時にも同様の遅延があり、直近だとロボタクシー(サイバーキャブ)の発表を8月から10月10日に延期したばかり。
ちなみにこの新型ロードスターは当初の発売予定が2020年だったので、仮に来年発売されたとして「5年遅れ」となるわけですが、実際に発売されれば「まだいいほう」で、というのも世界中には「発売する」と言いながらも結局は発売されなかったクルマ、そして延々と発売が遅れているクルマが山のようにあるため。
そして今回のイベントにて、イーロン・マスクCEOは新型ロードスターについて「特別な存在である」と表現し、いくつかのアップグレードが行われるとも。
「エンジニアリングの大部分は完了しています。まだアップグレードしたい部分があると思いますが、来年にはロードスターの生産が開始される予定です。特別なものになるでしょう」
現時点ではそれがどんな内容になるかはわかりませんが、ちょっと前までの情報だと「0−100km/h加速1秒以下」「最高速度400km/h」「一回の満充電あたりの航続距離1,000km」とも言われていて、しかしもちろん、これが実現できるかどうかは現時点では不明です。
このほか新型ロードスターに関するトピックとしては「スペースXパッケージ」なるオプションが用意され、これはイーロン・マスクCEOが経営する航空宇宙産業会社「スペースX」のロケットに採用されるのと同じスラスターが装着され、この噴射をもって驚愕の加速やコーナリング、ストッピングパワーを実現するというもの。
ただしこれについても認可が下りるのかどうかという問題もあり、生産開始時期ともども「その時になってみないとわからない」と捉えたほうが良さそうです。
Q2 2024 Earnings Call starts in ~1.5h https://t.co/DnhM6ay60N
— Tesla (@Tesla) July 23, 2024
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