| このクルマで街なかを走るとトンデモナイ注目を浴びるようだ |
ただしサイドウインドウの縮小による横方向の視界の視界縮小が悩みのタネ
さて、世の中には様々な改造車が存在しますが、その多くはエンジンスワップやエアロパーツを取り付けたり、ローダウンやワイド化を行ったりといった内容を持つように思われ、一部の例外を除くと「ボディ形状を変更する」つまりフレームにまで手をいれる例は少ないかと認識しています。
とくにEVとなると大幅な改造を行ったりした場合、空力性能をはじめEVとしての機能を損なうことにもなりかねず、よってEVの改造そのものがレアケースだともいえますが(ただしラッピングは多いようだ)、今回はなんとテスラ・モデル3を原型なきまでに改造してしまったツワモノが登場して大きな話題に。
その名はテスラ「サイバー・ロードスター」
この改造車はテスラ「サイバーロードスター」と命名されており、ユーチューバーであるデイビッド・アンドレイエフ氏(@Cyber Hooligan)が製作したもの。
ネーミングこそは「サイバーロードスター」ではあるものの、サイバートラックとも(テスラ)ロードスターとも関連性がなく、しかし雰囲気的にはサイバートラックのヘッドライトやテスラ・ロードスターのシルエットをうまく取り入れているようにも感じられ、ここでその詳細を紹介したいと思います。
まず、テスラ・モデル3ノーマルだとこんな感じ。
そしてサイバー・フーリガンは事故車のモデル3を入手してサイバー・ロードスターの改造へと着手することとなるわけですね。
そしてなんとピラーを一旦切り離して「寝かせた」状態で取り付けることに。
さらにはワイドフェンダーを構築し・・・。
ボディパネルはほぼ自作(もともとのパネルを使用しているのはドアくらいであるが、これにもフレアが追加されている)。
そしておおよその形状が完成するとこう。
表面を均してサフェーサーを吹くとこう。
リアのトンネルバックはランボルギーニ・ガヤルド、リアバンパー付近はフェラーリ・デイトナSP3っぽくもありますね(ただし全体の印象はまったく異なるクルマに仕上がっている)。
完成した状態がこちら。
サイバートラックっぽいヘッドライト、フロントバンパーの縦スリット、そしてボディカラーなど、ちゃんと「テスラっぽい」仕上がりを持っています。
こうやって見るとサクっと作ったようにも見えますが、実際には完成まで2年の歳月を要したそうで、いくつか公開されている動画では駆動用バッテリーの修理、カスタムテールライトの取り付け、新しいルーフラインに合わせたガラスの切断などが紹介されており、なかなかに見応えがある内容に仕上がっています。
なお、同氏の頭の中ではすでに新しい構想ができあがっているようで、また別の(廃車となった)テスラ・モデル3を購入し、今度は実際のサイバートラックのパネルを使用し、さらにサイバートラックらしいスタイルに仕上げる予定があるのだそう。
次回のカスタムにおいては、このサイバー・ロードスターで培った技術がいかんなく発揮されるものと思われ、より高い品質を持つクルマとなりそうですね。
テスラ「サイバー・ロードスター」を紹介する動画はこちら
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参照:Cyber Hooligan(Youtube)