EV満足度最新版が公開、プレミアムカーだとBMW i4がトップ/アウディQ4 e-tronが最下位、普及価格帯だとミニクーパーS Eがトップ/日産リーフが最下位

｜　BMW、そしてミニはドライブトレーンにかかわらず、品質や満足度調査において大きく順位を上げている　｜

一方で「ノウハウが蓄積されているはずの」日産リーフの満足度が低いのは意外である

さて、調査会社であるJDパワーが「EVの顧客満足度」を調査しその内容を公開。

これによると、新規EVオーナーの40％はガソリン含む内燃エンジン搭載車に戻りたいと考えていること、車種別だとプレミアムカーブランドではBMW i4がもっとも満足度が高く、逆にアウディQ4 e-tronの満足度がもっとも低いこと、そして普及価格帯だとミニクーパー・エレクトリックの満足度がもっとも高く日産リーフの満足度がもっとも低いことが明らかに。

今回のアンケートはこうやって調査されている

この「EVオーナー満足度」調査は今回で4年目を迎えますが、対象となるのは「EV所有1年目」のオーナーであり、調査項目としては「航続距離の正確さ、所有コスト、運転の楽しさ、品質と信頼性、内外装のスタイル、公共充電の利用可能性」など。

なお、これらの項目で最も満足度が低かったのは「公共充電」に関する項目で、昨年の調査よりも数値が悪化していることにも言及されています。

そしてこの充電エクスペリエンスの低さに起因してか、回答者の39パーセントが次回はハイブリッド車または内燃機関搭載車を購入することに関心を示し、48パーセントがPHEVへの買い替えを検討すると回答している、とのこと。

なお、興味深いのは「EVを2台、3台と乗り換えた」経験を持つ人ほどEVにこだわる可能性が高く、PHEVへの買い替えを検討すると答えたのは38%、買い換え時期が来たらハイブリッド車または内燃機関搭載車の購入を検討していると回答したのはわずか19%。

J.D.パワーのEV業務担当エグゼクティブディレクター、ブレント・グルーバー氏は「新車市場におけるEVシェアの増加は、車両電動化への移行における注目すべき一歩です。多くの製品が消費者に訴えかけ、購入者の共感を呼んでいますが、同時に公共充電の利用に対する満足度の低下は警告として機能していまます、なぜなら、現在多くの購入者がBEVを拒否している主な理由は公共充電へのアクセスに対する懸念だからであり、EVがその潜在能力を最大限に発揮するには、この問題を解決する必要があります」とコメントし、EV普及についての最大の障壁が「充電環境」にあることについても言及しています。

車種別「EV満足度」はこうなっている

そしてこちらが車種ごとの「EV別満足度」ですが、上述の項目を「合計1,000ポイント」にて評価しており、数字は各モデルの合計点です。

まずは普及価格帯のEVの満足度ランキング。

そしてこちらはプレミアムカーブランド編。

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参照：JD Power