| フランクフルト・モーターショーにて発表された”キモ入り”オプション |
現在MINIはロールスロイスとともにBMWグループに属していますが、ロールスロイスに採用されている「いつも文字が読める方向を指しているホイールセンターキャップ」がミニの純正オプションに登場。
これはセンターキャップ内にウエイトとベアリングを装着し、静止していようがホイールが回転していようが常に同じ方向をキャップが向くようにしているものですね。
名付けてフローティングセンターキャップ
そしてこのオプションは「フローティングセンターキャップ」と呼ばれ、「MINI」ロゴ、「ジョンクーパーワークス」ロゴが用意されて近日中にオンラインショップ、ディーラーにて購入が可能が可能になる、とのこと(現時点では価格は不明)。
こちらはジョン・クーパー・ワークスバージョン。
けっこう立派な箱入り。
ちなみにフォルクスワーゲンもつい先日同じようなホイールセンターキャップを発表していますが、その名も「ダイナミック・フォルクスワーゲン・ハブキャップ」。
VWの場合は4個で22,000円くらいの価格設定となっており、おそらくはミニ用のキャップも同じような価格設定を持つことになりそう。
オプションは各社にとっても「儲けネタ」
現在、自動車業界においてはクルマ本体の価格並びに装備や機能の競争が厳しくなっており、なかなか利益が出にくい状態。
よって様々なオプションやグッズを販売することによって「車体プラスアルファ」の利益を獲得しようとしているわけですが、ミニのように指向性の強いクルマの場合、オーナーが選ぶオプション総額はほかのクルマに比較してかなり高いと思われ、そしてオーナー自身も積極的にオプションを選ぼうとする可能性もも高く、よってミニもこういったオプションを充実させているのだと思われます。
なお、BMWミニの第一世代(R50)ではさほど純正オプションが揃っておらず、そのためやむなく社外品を選ぶオーナーが多く、そのためか第二世代(R56)では純正オプションを相当数揃え、「他社に取られないように」してきたという印象が強くなっています。
さらに現行F世代ではさらに多数のオプションが登場しており、オーナーに「お金をたっぷり支払わせるような」製品が多数揃っているようですね。
参考までに、こういった傾向はミニだけではなく他メーカーにも見られ、たとえばメルセデス・ベンツは「ホイールキャップだけで18種類」も取り揃え中。