保護猫譲渡サイトで猫さんの名前を「フェラーリ」「ポルシェ」「マツダ」など自動車風に。さらに特徴を「2トーン」「ステルスパッケージ」などクルマ風に紹介

｜　おかげで注目度が向上、アクセスが激増　｜

これで里親がひとりでも多く決まれば言うことはない

さて、保護猫の里親募集サイトが面白い試みをしている、として話題に。

これは保護猫の名前を自動車風に、そして特徴をクルマの機能やオプション風に解説したもので、もちろんより多くの人に見てもらおうという意図から開始されたもの。

画像掲示板、Redditにアップされた投稿によると、ジョージア州の小さな動物保護施設、ピピーズ・プレイス・ペットレスキュー（Pippi's Place Pet Rescue）にて保護された猫さんたちにそれぞれクルマのメーカーにちなんだ名称が与えられており、こちらはフェラーリならぬ「ファラーリ」。※ファー＝Furとは、もちろん毛皮のことである

いったいなぜこういった方法を？

そこで気になるのが、なぜこのペットレスキューがこの方法を採用したのか。

これを考案したのは（これら画像を米掲示板、レディットに投稿した）CookieOmNomsterさんという女性で、彼女は同ペットレスキューにてボランティアとして参加しており、シェルターで里親募集中の猫を表示するリストを作成していたのだそう。

そんなある日、彼女の夫がCarvana（クルマのオンライン通販や自販機で有名になった中古車販売ディーラー）の中古車リストを眺めているのを見て、「そうだ、猫たちもこのCarvana風のリストにしよう」と考えたのがきっかけであったと紹介されています。

かくしてCarvana風の猫さん里親募集サイト「Catvana」が誕生することとなったわけですね。

この「2022年モデル プルシェ（ポルシェ） アシュトン」だと、「4 Paw Drive（4つの手のひらで駆動＝もちろん4WDにかけている）」「インパクトセンサー（ヒゲの役割をクルマの装備風に説明）」「アンチスリップタイヤ（肉球）」といった感じでその特徴が説明されています。※プル＝Purとは、猫が喉を鳴らす擬音として用いられる

「2023年モデル ミニプーパー（ミニクーパー） ミスター・グッドバー」だとテスラの「セントリーモード（見張り機能）」が主要装備として紹介され、そのほか追加の特徴として「ツートーンエクステリア」「セルフクリーニング」「パワーナッピング（すごく昼寝するのか・・・）」といったものも。

「2022年モデル ミャオツダ（マツダ） キャッシー」だと「シートヒーター（椅子を温めてくれるようだ）」、「ステルスパッケージ（黒猫だから）」「キッドフレンドリー」。

「22015年モデル ファーセデス（メルセデス）・バディ」だと「カスタムグレー・サドルキット」。

「2022年モデル アピュラ（アキュラ） リトルマン」だと「カスタムホワイトキット」。

「スポーツパッケージ」装着の猫さんも

「2022年モデル キャティラック（キャディラック） サイモン」だと「スポーツパッケージ（やたら元気なのかもしれない）」。

「2021年モデル ミャウディ（アウディ） スティッチ」だと、美しい声で鳴くのか「プレミアム・サウンドシステム」が装着済み。

「2021年モデル ファード（フォード） ベビーキャット」だと「オートマティック 2スピード」。

この楽しい試みでどれくらいの新しい飼い主が見つかったのかについては言及されていないものの、おそらくは愛情深いたくさんの家庭から声がかかったものと思われます（65,000ものアップヴォート、1,500件ものコメントがついており、相当に拡散されているのでアクセスが激増したのは間違いない）。

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参照：Motor1