| エンジン許容回転数は10300RPM |
今度はイタリアはモンツァから新興スポーツカーが登場。
その名は「SerpaS」、これは「蛇(スネーク)」を意味するイタリア語だそうです。
エンジンは2.6リッターV8、出力は363馬力となっていますが、特筆すべきはそのレブリミットが「10300回転」ということ。
さらに重量は900キロとのことで、まさに「兵器並み」の破壊力を持つ車だと言えそうですね。
なお、もともとのプロジェクトは「Aznom(Amazonみたい)」がはじめたもので、発表自体はそれを引き継いだ Camal design centerから。
ボディには手間のかかるアルミパネルを使用
このSerpaSは2020年までは通常のガソリンエンジンにて販売し、その後はエレクトリックモーターに動力源を移行させるという面白い計画を公開していますが、ルックスそのものもクラシカルとも未来的とも言えるもの。
イメージは実際に「イタリアのヴィンテージ・レースカー」だとされており、「言い得て妙」な印象も。
車体は極めてシンプルで、「ドアなし、サイドウインドウなし」。
ただし申し訳程度に小さなフロントスクリーンが取り付けられていることもわかります。
ボディパネルは「アルミニウム」だとされ、これもスカリエッティなどイタリアのカロッツェリアが送り出してきた「ヴィンテージレースカー」をイメージしているのかもしれませんね(現代ではアルミはけして軽い素材ではなく、SerpaSがアルミの持つ質感を重視していることがわかる)。
ボデイ形状から判断するに「ミドシップ」と思われるものの、意外やシートポジションは「後ろ」。
これもフロントにエンジンを積んだ「クラシックカー」イメージしたプロポーションなのかも(もしくはエレクトリック化を睨んだ重量配分最適化)。
なおエンジンフードやディフューザーはカーボンファイバー製。
テールランプやストップランプは先進的な印象です。
ちょっと驚かされるのは、リアバンパーに「ナンバープレートらしき」ものがあること。
つまりこのクルマはサーキット専用ではなく、「公道走行も可能」ということですね。
現時点では価格や細かいスペックなどの情報はなく、納車時期も未定。
雰囲気としてはダラーラの発表したスポーツカーに似ているのかもしれませんね。
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