| さすがに中野信治氏は教え方もうまかった |
関西からだとちょっと行きにくいが、THE MAGARIGAWA CLUBは非常に魅力的な施設だと思う
G LIONミュージアムにて開催された、THE MAGARIGAWA CLUB主催のイベントへ。
この「THE MAGARIGAWA CLUB」というのはコーンズさんが千葉県南房総市に開設するサーキットと宿泊施設との複合リゾートであり、温泉やスパ、ジム、シアター、インフィニティプールなどを備え、家族揃って楽しめるという日本では例を見ないドライビングクラブです。
なお、関西から行くにはいったん羽田へと飛び、そこからクルマ(レンタカーなど)で約1時間、新幹線だと品川駅からやはり約1時間ほどを要します。
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講師はなんと元F1ドライバーの中野信治
そこで今回のイベントについて、シミュレーター4台を使用しつつこのTHE MAGARIGAWA CLUBのコースを走ることになりますが、これは全長3.5キロ、直線800メートル、コーナー数22、上り20%、下り勾配16%、標高差250メートルという直線加速、高低差、そして複合コーナーや高速コーナーも楽しめるというレイアウトを持っており、コースの設計を担当したのは、これまでに19ものF1サーキットをデザインしてきたTilke Engineers and Architects。
シミュレーターはこんな感じで、使用する車両はフェラーリ488ピスタです。
一度に走るのは4名なのですが、なんと元F1ドライバーの中野信治氏が個々の指導を行ってくれるというありがたい内容となっていて、たしかに同氏のアドバイスを聞きながら走ると見違えるようにスムーズに走ることができ、さすが客員教授やチーム監督、レーシングスクールの副校長を務めた人物は教え方もやっぱり上手いんだな・・・と思った次第。
ちなみにぼくはクラッシュしないように気をつけて走っていたため限界よりもずいぶん低いところで走っていたようで、「ずいぶん慎重ですね」というお言葉を頂くことに。
なお、このTHE MAGARIGAWA CLUBは上述のとおり長いストレートがあり、ここはうまくスピードを乗せることができればだいたい270km/hくらいまで加速でき、そして高低差があるために上りで(突入を)しくじるとスピードを回復できず、一気にタイムをロスしてしまうという難コース。
それでもけっこうな時間を走らせていただいたのでコースにも慣れて楽しむことができ、(シミュレーターの習熟や、フェラーリを走らせる方法について)非常に勉強になったと思います。※どれだけ没入できるかがシミュレーター走行での成否を分けるように感じた
THE MAGARIGAWA CLUBはこんな特徴を持っている
そこでこのTHE MAGARIGAWA CLUBについてもう一度触れておくと、これは「会員制」のドライビングクラブ。
会員には二種類あって「永年」と「5年」とが設定され、募集はそれぞれ50口だと(案内書に)記載されています。
なお、このTHE MAGARIGAWA CLUBの大きな特徴はサーキットのみにあるわけではなく、「クラブハウス」と「ホスピタリティ」にあり、家族同伴にて楽しむことができるということ。
天然温泉やレストラン、バーラウンジ、ファミリーラウンジ、ジム、フィットネスクラブ、シアター、ドッグラン、トレッキングコース、スパ、テニスコートなどを備え、同伴者が(サーキットを走らなくても)楽しめるように配慮されているわけですね。
ちなみにクラブハウスは平安時代に端を発する寝殿造りを持ち、ホスピタリティは金谷リゾート(金谷観光ホテルグループ)が担当しています。
そのほか36台を収容できる「空調完備の」ピット、車両を保管するためのガレージ(サーキット走行専用車をここに置いておける)も用意されるといい、もちろん専属スタッフによる完璧な整備も付随するほか、ル・マン24時間レース優勝ドライバー、関谷正徳氏によるトレーニングも企画されているようですね。
このTHE MAGARIGAWA CLUBにつき、2023年5月にソフトオープン、7月にグランドオープンを迎えるとアナウンスされています。