| ボクはふだんこういった宿を訪れることはなく、それだけになかなか新鮮な体験だった |
ちなみにぼたん鍋も初体験
さて、創業四百年、ぼたん鍋発祥の宿とされる兵庫は丹波篠山の「近又」へ。
昭和54年11月25日には皇孫浩宮徳仁親王殿下も宿泊したことがあるという由緒ある宿ですが、もともとは「近江屋」として開業し、当主が代々「近江屋又兵衛」を襲名してきたことから明治時代に「近又(きんまた)」へと屋号を変更したのだそう。
丹波篠山 近又はこんな宿
そこでまず近又の外観はこんな感じ。
入り口左には「浩宮殿下御駐泊宿」と記された石柱。
ロビーはこんな感じ。
フロント兼キャッシャー。
上の方に「そろばん」があるのが面白いですね。
そして館内には鎧や・・・。
イノシシ、そして鹿の剥製も。
いたるところには焼き物などが展示され・・・。
こちらは400年前から存在するという階段。
上から見るとこう。
廊下はこんな感じ。
近又で宿泊した部屋は「丹波」
そして今回宿泊した部屋は2Fにある「丹波」という部屋で、洋室ツイン、そしてもっとも大きな部屋。
このガラスの引き戸を開けて部屋に入るという情緒あふれるつくりです。
こちらはリビング。
液晶テレビも設置され、フリーWi-Fiも飛んでいます。
こちらは寝室。
デスクに加えこちらにもテレビ。
カップや茶器はすべて瀬戸物。
浴衣や靴下、タオル類。
バスルームは非常にシンプルですが(ヒノキの香りがする)、入浴に関しては基本的に大浴場を利用するという前提なのでしょうね。
各種アメニティやドライヤーなど、必要なものは一通り揃います。
丹波篠山 近又のお食事はこんな感じ
そしてこちらは丹波篠山 近又のお食事。
今回いただいたのは名物である猪鍋(ぼたん鍋)ですが、そのほかにも国産黒毛和牛フィレ肉ステーキ会席、松茸会席などが(季節によって)用意されています。
食事は宿泊室とは別室にて摂ることになり、四季折々の風景が楽しめるであろう庭園を眺めつつ箸をすすめることに。
猪肉に・・・。
鹿肉も。
なお、猪肉は最低でも15分は煮込んだほうが美味しく食べることができるとのことで、煮込めば煮込むほど柔らかくなるようですね。
ちなみにですが、宿泊せずとも「お食事」だけでも摂ることができ、もし食事の予約がいっぱいになってしまうと、宿泊客であってもここで食事を摂ることができなくなるため、宿泊の予約の際は食事も一緒に予約しておくと良いかと思います。
こちらはシメの「玉子丼」。
たまごを鍋で煮込み、そのたまごをご飯に乗せ、さらに煮汁をかけて頂きます。
ちなみに朝食はこう(あとでもっといっぱい出てくる)。
今回は季節柄、釜で焚いた新米(こしひかり)を出してくれています。
ぼくは今回はじめて丹波篠山を訪れたわけですが、丹波篠山は比較的有名な割に「どうしても行かなくてはならない」という気にならず、よってこれまで訪問する機会がなかったわけですね。
ただ、今回こうやって来てみると、時の流れが止まったかのような古風な町並み、そして配慮が行き届いた近又への滞在によって心身ともにリフレッシュできたように思われ、明日への活力が湧いてきた、と感じています。
他の画像はFacebookのアルバム「丹波篠山 近又」に公開中(140枚)。
丹波篠山 近又に宿泊してきた際の動画はこちら
近又(きんまた)
住所:兵庫県丹波篠山市二階町81番地
電話:079-552-2191
ウエブサイト:https://www.kinmata.jp/