| 今後しばらくはアストンマーティンがボンドカーとして採用されることになりそうだ |
つい先日、その名称が「ヴァルハラ」になると報じられたアストンマーティン”第三の”ハイパーカー、AM-RB003。
そして今回、アストンマーティンが公式に「25作目となる次回の007映画に、ヴァルハラが登場する」とTwitter上にてコメント。
なお、すでにアストンマーティン初のエレクトリックカー、「ラピードE」もやはり次回作に登場することが明らかになっていますね(この勢いだと”DBX”も登場しそう)。
おなじみ「アストンマーティンDB5」も次回作に登場
加えてアストンマーティンは「スカイフォール」にも登場したDB5についてもです次回作に登場するとコメントしていますが、このDB5については「映画と同じギミックを装備した」特別仕様車が25台のみ製造され、販売される予定(オイルを撒いたり、煙を吹いたりできる)。
アストンマーティンと007とのつながりは深い
なお、007映画には様々なボンドカーが登場しています。
ただし意外や最初のボンドカーはアストンマーティンではなく”サンビーム・アルパイン”で、3作目の「ゴールドフィンガー(1964)」に登場したDB5が「007映画にて、最初にボンドカーとして登場したアストンマーティン」。
その後、ざっとアストンマーティンが登場した007作品は下記の通りです。
007サンダーボール・・・アストンマーティンDB5 女王陛下の007・・・アストンマーティンDBS 007リビング・デイライツ・・・アストンマーティンV8 007ゴールデン・アイ・・・アストンマーティンDB5 007トゥモロー・ネバー・ダイ・・・アストンマーティンDB5 007ダイ・アナザー・デイ・・・アストンマーティンV12ヴァンキッシュ 007カジノ・ロワイヤル・・・アストンマーティンDBS 007慰めの報酬・・・アストンマーティンDBS 007スカイフォール・・・アストンマーティンDB5 007スペクター・・・アストンマーティンDB10/DB5 |
007は英国の諜報組織”MI6”に属するジェームズ・ボンドを主人公としたシリーズなので、ほかにもベントレーやロータスといった英国車が登場したこともありますが、007ゴールデン・アイ/トゥモロー・ネバー・ダイ/ワールド・イズ・ノット・イナフではBMWがスポンサーを務めていたため、BMW車がボンドカーに採用されています。
ただ、その次回作「ダイ・アナザー・デイ」からはアストンマーティンが全面的にバックアップすることとなり、その後今に至るまでボンドカーはすべて「アストンマーティン」。
基本的には現実に存在するクルマを劇中でも使用する傾向がありますが、「007スペクター」では、映画のためだけに製作した「DB10」が登場しています(もともとは007ではなく、他のエージェントのためのクルマという設定)。
なお、この「DB10」は後に「ヴァンテージ」として登場しており、こういった例を見てもわかるとおり、アストンマーティンは新型車のプロモーション、ブランドバリューの向上に007映画を有効に活用しているようですね(つまりタイアップ広告)。
そして映画の方もスタイリッシュな、そして映画にあわせた仕様のクルマを使用した演出が行えるということで、まさにWIN-WINの関係だと言えそうです。
NEWS: Aston Martin DB5, Aston Martin V8 and Aston Martin Valhalla will star in Bond 25, the latest instalment in the @007 franchise. pic.twitter.com/V6WA7P5kUD
— Aston Martin (@astonmartin) 2019年6月20日