さて、この時期になると気になるのが車のエアコンの臭い。
中には臭くならない車もあるものの、多くの車は結構臭くなります。
ぼくが今まで乗ってきた車の中でエアコンが臭くなったのはレンジローバー・イヴォークとBMW i3、そしてランボルギーニ・ウラカンもちょっと気になります。
ただ、「車のエアコンが臭い」と一口に言っても、その「臭さ」というかニオイの種類がちょっと違うのは興味深いところで、たとえばBMW i3はツンとくる汗臭いような臭いで、ウラカンは川底をさらったときのような臭い。
なお、どちらもエアコンを「ON」にした時に臭いますが、臭いのは一瞬だけですぐに臭いは消えます。
ちょっと困ったのがレンジローバー・イヴォークで、これは生ゴミみたいな臭いがエアコンから出てきて、しかもそれがエアコンを動かしているときは「だいたい臭う」。
つまり臭いがなかなか消えないということですが、これは車に人を乗せる時に非常に困ります。
ここでその原因や対策などを考えてみましょう。
まず「エアコンが臭い」原因としてはおおよそ下記がある、と言われています。
2.エアコンのフィルターにカビが生えていて、それでカビ臭くなる。
「1」については配管の構造上、水が抜けずに溜まったままで、そこからカビが映えるという流れ。宇宙探査で「水があれば生物がいる」というあの理論で、「ああやっぱり水があると生物が発生するんだ」と思う次第です。
これについてはヒーターを最強にして熱を加えることでカビを死滅させることが出来ると言われており、そうすると確かにいっときは効果があるものの、構造は「そのまま」なのでまた水が溜まってカビが生える→臭い、という繰り返しに。
「2」については極めて稀で(目視でカビの有無がわかるので、カビが生えていればフィルターを交換すればOK)、ぼくの経験上、ほとんどのケースは「1」が原因。
ただし発生するカビの種類によって臭いが変わるのかもしれません(一般にはコウジカビ、青カビ、ススカビが多いと言われ、それぞれ臭いの種類が異なる)。
なお、カビは気温25~30度、湿度60%を超えると発生しやすくなると言われ、よって春先から今頃にかけてカビが繁殖しやすいのはやむを得ないのかもしれませんね。
よって、とりあえずぼくは真夏であっても「臭いが気になるときは」ヒーターを最大にして走ることがあるのですが、流石にこれはかなり「暑い」のでそうそう出来る方法ではありません(オープンカーであれば真夏の夜にこれができる)。
そんな時、ぼくは市販の「エアコン消臭剤」を使用していますが(銘柄は特に気にしていない)、これも効果は「一時的」ながらもけっこう効くことが多く、比較的重宝しているカー用品のひとつ。
なお今回使用するのは「クルマの消臭力」。
単にテレビコマーシャルで有名だからという理由で選んでいますが、名前を知っているものと知らないものとが並んでいると、やはり名のしれた製品を手に取ってしまいますよね(そう考えると製品の認知機会は大切)。
製品によっては使い方が異なるので購入前に使用方法を確認することをおすすめしますが、エアコン吹き出し口からブシュー、と吹き込むものがお手軽で便利だ、と考えています(循環モードにする、等いくつかの使用上の注意があるので必ず使用前に用法を読む必要がある)。