マクラーレン720Sの出力をシャシダイで計測した結果が公開に。
これによるとその数字は「698馬力」となっています。
ここで「マクラーレン720Sの馬力は720馬力じゃないの?」という疑問が出ると思いますが、「720馬力」はエンジン単体で発生する馬力で、今回の「698馬力」は実際に駆動輪に伝わっている馬力(基本的に車は”エンジン馬力”でカタログに記載)。
どう違うのかというと、「エンジン単体」だとトランスミッションやドライブシャフトといった装置が含まれず、「駆動輪」が発生する馬力だとこういった装置が含まれるため、その分「駆動ロス」が生じます。
この駆動ロスはFFやMRだと「10-15%」、FRや4WDだと「20-25%」の(エンジン馬力からの)ロスがある、と言われていますね。
今回の「698馬力」について、仮に720Sにおける駆動損失を10%だとすると777馬力をエンジンが発生しているということになり、15%の場合だと820馬力、という計算に。
なおマクラーレン675LTはそのエンジン出力と駆動輪出力との差が12%ですが、マクラーレン720Sだとその差は「4.5%」。
仮に675LTと同じ「12%」で計算すると「794馬力」発生している、とも考えられます(720Sのほうが新しく、駆動ロスは12%より下がっていることが考えられる)。
VIA:Motor1