| マクラーレンは豊富なオプションを揃えること、そしてオプションが高価な事で知られる |
マクラーレンが570S(クーペ/スパイダー)向けに新しくオプションパッケージを設定。
このオプションは「MSO Defined High Downforce Kit(ディファインド・ハイ・ダウンフォース・キット)」と呼ばれるもので、その名の通りマクラーレンのカスタム部門であるMSO(マクラーレン・スペシャル・オペレーションズ)から発売されるもの。
そしてもちろんこれの装着によってダウンフォースが強化され、高速域での車両安定性が増すことに。
このハイ・ダウンフォースキットは、カーボン製の固定式リアウイング、アンダーボディガイド・ベーンにて構成されています。
ダウンフォースは最大で75kg増加
マクラーレンによるとアンダーボディガイド・ベーンはフロントに装着されてドラッグを減少させ、リアウイングはもちろんダウンフォースを増加(ボディに見えないのが残念)。
なお、リアウイングの見た目がそこまで大きくない割に、発生するダウンフォースはなんと最高で75キロ。
素材はカーボンファイバー、仕上げはグロスとなり、これを装着することで見た目は大きく変わりそうですね。
ウイングのエンドプレートはカーボンにシルバークロマティックのアクセント、そしてウイングの「足」はハイグロスブラックにパラディウムグレー・インサートつきとなり、デザイン性の高い仕上がりに。
さらにはハイマウントブレーキランプも内蔵されるようですね。
なお、マクラーレンはもともと豊富なオプションを用意していて、メーカー純正カスタムプログラム「MSO」も充実。
スーパーカーメーカーの中ではいち早くカスタムに取り組み、カスタムやオプションによる収入を最大化することで”一台あたりの利益を拡大”してきた、という経緯もあります。
そして570S/570GTについてはこれまでも「ハンドリングパッケージ」「ブラックパック」「トラックパック」など様々なオプションパッケージを追加してきたものの、いずれもその価格は非常に高価。
今回の「ハイ・ダウンフォース・キット」については価格が発表されていないものの、やはり「数百万円」なのかもしれません。