| 新型ディフェンダーは、コンセプトモデルより先代ディフェンダーに近い |
ランドローバーは先日「新型ディフェンダー」のティーザーキャンペーンを開始していますが、今回は(前回のイギリスに変わって)アフリカはケニアにてディフェンダーのプロトタイプが登場。
今回アフリカでは、野生動物保護組織「TUSK(タスク)」が行うライオンの保護活動にサポート車両として活躍することに。
新型ディフェンダーの悪路走破性脳は折り紙付き
今回のディフェンダー試作車は渡河用に専用のインテークを追加し、前回とは異なるカモフラージュにてラッピング。
行動範囲は14,000ヘクタールというボラナ保護区の広い範囲にて、無線で追跡できるライオンを監視し、保護のための人員や輸送を行っています。
今回公開された画像を見ると、ボラナ保護区はかなり過酷な環境となり、荒野や砂地、岩場、沼、そして川も。
ただしそこはさすがディフェンダーだけあって難なく走破しているようですね。
実際に今回の活動においてランドローバーは相当量のデータを収集できたと語っており、同社の車両開発を管理するニック・コリンズ氏いわく「あらゆる地形において貴重なパフォーマンスデータを収集でき、そのポテンシャルを立証できた」。
今回の画像はアフリカの強い日光にさらされている状態ということもあって新型ディフェンダーのボディラインに陰影を落とすこととなっていますが、そのおかげでこれまでになくディフェンダーの特徴が明白に。
これまで「新型ディフェンダーはけっこう丸いんじゃないか」とも考えていましたが、実際のところ部分的にはかなり「角ばって」いるようで、この画像を見るとリアは「絶壁」。
さらにフロントからリアにかけて特徴的なフェンダーの「峰」を持っていることもわかります(テールランプの内部には四角いエレメントが見える)。
こちらは先代ディフェンダーですが、サイドからリアにかけての造形、フェンダーの形状、バックドアの開き方などに「かなり高い類似性」が見られます(ただし新型ディフェンダーには、Cピラー車体後部側の小窓がない)。
川を渡る新型ディフェンダー。
ヘッドライト内部は「丸」のように見えますね。
なお、ドアハンドルは角ばった形状を持つようです。
こちらは先代ディフェンダーのフロント。
リアセクションとは異なり、フロントは新旧ディフェンダーで随分差があるようです。
先代ディフェンダーのように「上から被さる」ようなボンネット形状ではなく、レンジローバーやディスカバリーのようなクラムシェル形状を持っているようにも見えますね。
こちらは以前にランドローバーが公開した、新型ディフェンダーのコンセプトモデル。
ランドローバーは新型ディフェンダーにつき、「このコンセプトモデルとは異なったデザインになる」とコメントしていますが、たしかに今回のティーザー画像を見ると、このコンセプトと新型ディフェンダーとはずいぶん異なるようで、むしろ新型ディフェンダーは「先代」に近いデザインを持つようにも思います。
なお、今回アフリカへの輸送を担当したのは「DHL」。
新型ディフェンダーのサイドに「DHL」のロゴがあり、両社はパートナーシップ契約を結んでいるようですね。