| この内装が手に入るのであれば数百万の支出も悪くない |
ポーランド拠点の内装スペシャリスト、カーレックス・デザイン(Carlex Design)がマクラーレン720Sの内装カスタムを公開。
例によって「内装総張替え」ですが、、単に素材を置き換えるだけではなくダッシュボードやシート、ステアリングホイールはオリジナルデザインによってドレスアップされることに。
なお、先日公開した日産GT-R同様、そのカラーはブラックとレッド。
インテリアには「3D」加工が用いられる
外から見るとこんな感じで、ダッシュボードには「720Sの」の文字がエンボスにて再現されています。
室内のほとんどはアルカンターラで覆われ、メーターパネルもアルカンターラ。
ステアリングホイールのセンターパッドまでもがアルカンターラ巻きとなり、独特の切り替えしが用いられています。
そして部分的に用いられるのがブラックレザー、レッドレザー、そしてカーボン。
シートもアルカンターラにブラックレザー、レッドレザーが使用され、内側のパッドが厚めに取られているためか立体的に。
センターコンソールも完全に張替え。
ここまで作業するには内装を全部分解する必要があったと思われますが、そのぶん相当なコストがかかっているのは間違いなさそう。
フロアマットもカーレックスのオリジナル。
通常のカーペット生地に加えて3D加工されたレザーにレッドステッチ、そしてマクラーレンのロゴが入ったプレートも。
この「720S」は型押しということになりそうですが、「型」を作る必要もあり、高い技術力と加工精度が要求される部分だと思います。
そしてこの角度から見ると、ルーフ内張りまでもが張り替えられているようですね。
ある意味では「エグい」と表現して良いほどのデザインですね。
万人受けするデザインではないものの、こういったテイストが好きな人には「こたえられない」出来だと思います。
サイドシル部分にもレザーとアルカンターラ(カーボンファイバーは最初から)。
どれくらいの費用がかかったのかは不明ですが、ドアを開けた瞬間にこの風景を拝めるのであれば、価格がいくらであれ「お金の払い甲斐がある」のかもしれませんね。※過去の例からすると300万円くらい
なお、カーレックスは以前にもマクラーレン720Sのインテリアを張り替えたことがあり、その際のモチーフは「18世紀のポーランド騎兵隊」。
こちらも相当に「エグい」仕様です。