| まさに怒り狂うマクラーレン720S |
ロシアのチューニングパーツメーカー、「トップカー」がマクラーレン720Sのコンプリートカー「マクラーレン・720Sフューリー」を公開。
「Fury(激しい怒り)」の名の通り荒々しさが感じられるデザインを持ち、トップカーらしいオリジナリティが発揮されているように感じられます。
トップカー自身も「アフターマーケットパーツでは、もっともアグレッシブなルックスを持つ720S用パーツ」の開発を目指したといい、見事にその目的が達成されたということになりそうですね。
一般公開はグッドウッド?
今回公開されたのは3枚の画像のみですが、撮影場所を見ると「(イギリスの)グッドウッド」。
よって、7月4日からはじまるグッドウッド・フェスティバル・オブ・スピードにて実車が公開されると考えて良さそうですね。
なお、意識したのかどうかは不明ではあるものの、ボディカラーは「ブリティッシュ・レーシンググリーン」ぽいグリーンを採用しています(720Sとしてはかなり珍しい)。
いまのとことパーツの詳細については知らされておらず、「2019年中に発表する」とだけトップカーのサイトに記載されています。
見た限りだと、フロントでは純正バンパーに取り付けるタイプのリップ、そしてフロントフード。
サイドではフィンとサイドブレード、サイドステップ、そしてリアだとエンジンフード、フェンダー左右の上に取り付けられたウイング、リアグリル、リアディフューザーといったところ。
いずれも直線的なデザインを持つ「フィン」をイメージしたデザインを持つことが特徴で、そのために局面を中心とした構成を持つマクラーレン720Sの雰囲気を大きく変えていますね。
トップカーはこんなメーカー
トップカーは上述のとおりロシアのチューナーで、比較的「新しい」部類。
ただし新興マーケットを対象としているだけにメルセデス・ベンツ、ランボルギーニ、ポルシェといったプレミアムカーメーカーを得意としています。
たとえばランボルギーニだと、多くのチューナーがランボルギーニのハードコアモデルであるヴェネーノやアヴェンタドールSV/SVJのデザインをモチーフにしたパーツを発売するものの、トップカーは「わが道を行く」とばかりに独自デザインを貫くのが信条。
グラフィックに「サメ」を用いることが多く、サメをイメージしたデザインを行っているようでもありますね(サメエラ風のダクトなど)。
そのほか、新型車にもいち早く対応することでも知られます。
そしてカーボン製エアロパーツは得意中の得意。
カーボン製ワイドボディを持つポルシェ911のコンプリートカー「スティンガー」はトップカーの名を一気にワールドワイドへ押し上げた作品でもあります。
さらには今のところ「パガーニ」と共同でエアロパッケージを開発した唯一のチューナーでもあり、その実力はもはや揺るぎない、というところなのかもしれません。
なお、日本にもいつくか正規ディーラーがあるようですが、最近だと大阪府のROSSO CARSが取扱いを開始しています。
VIA:TOPCAR